【障害者が作る商品】働く人もお客様も笑顔にする「久遠チョコレート」


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愛知県豊橋市から始まった「久遠チョコレート」は全国の店舗と百貨店等でのイベントを中心に販売され、口コミで人気に火がつきました。多種多様な商品展開と美味しいチョコレートが魅力ですが、そこには障害者の工賃アップという具体的な目標もあります。

ピュアチョコレートにこだわる「久遠チョコレート」

2014年からわずか5年間で全国33拠点に拡大した「久遠チョコレート」では、障害をもちながら「働きたい!」と願う方々が、ショコラティエとしてチョコレートを作っています。全国で約300名の障害者が働いています(2021年1月末時点)。

久遠チョコレートの代表は夏目浩次さん。愛知県豊橋市で障害者雇用の促進と低工賃からの脱却を目的としてパン工房「花園パン工房ラ・バルカ」を開業し、その後も障害者施設の工賃アップに取り組み続けてきました。シェフショコラティエは、複数のチョコレートブランド、ハイクラスホテル、星付きレストラン、名門ファッションブランドなどで、チョコレートのプロデュースをしてきた野口和男さんです。

久遠チョコレートは余計な油を一切加えないピュアチョコレートにこだわり、「もっとチョコレート本来の味を純粋に楽しんでほしい」「チョコレートは手間を愛情をかけるほど美味しくなる」「チョコレートで未来に笑顔を増やしたい」という3つの思いを「久遠に」大切にするチョコレート・ブランドとして、発展を続けています。

久遠チョコレートのおすすめ商品

久遠チョコレートで最もおすすめの商品は、「QUON TERRINE(クオンテリーヌ」。このテリーヌチョコレートは、ピュアチョコレートとさまざまな食材やフレーバーを組み合わせた商品で、その種類は公式サイトに掲載されているだけでも50種類を超えるラインナップです。

特に「ディスカバリー・ジャパンシリーズ」はご当地テリーヌチョコレート。その土地ならではの食材を生かし、これまで見たことがないような組み合わせに出会えるでしょう。贈答品にも対応しています。


出典:QUON TERRINE|久遠チョコレート

久遠チョコレートとフィナンシェを組み合わせた「クオンシェ」は、北海道の発酵バターをたっぷりと使った贅沢な焼き菓子。伝統的なチャーン式でていねいに作られています。

フィナンシェ本来の豊かなバターの味わいが楽しめるプレーンの他、久遠チョコレートの実力が発揮されるピュアチョコレートとの組み合わせも魅力。普段の少し贅沢なおやつに、お客さまへのおもてなしにと、多くのシーンで活躍する商品です。


出典:2021 CATALOG|久遠チョコレート

「少しだけ甘い物がほしい」というときは、「ワッフルクランチ」を試してみて。歯触りのよい軽い食感が好まれるクランチチョコレートは、久遠チョコレートでも隠れた人気商品となっています。

ワッフルクランチで使われるチョコレートのうち、ストロベリーはQUONオリジナルチョコレートを使用。ご自宅や職場のおやつに、気軽に食べられるお菓子です。


出典:2021 CATALOG|久遠チョコレート

「久遠チョコレート」の商品開発と新事業の展開

2014年から2021年1月末までで約30億円の総売上となった久遠チョコレート。どのようなこだわりをもって商品開発、事業展開を行ってきたのでしょうか。

ポイントは、チョコレート商品の特徴と多様な人々が働ける場を確保しようとするところにありそうです。

高単価で労働生産性が高いチョコレートに注目

久遠チョコレートを率いる夏目さんは、もともと障害者の雇用と就労継続のためにパン工房を手がけてきました。しかし、パンの製造は種類が多くオペレーションが複雑。どこかで作業の遅れが生じると全体に影響が出るとともに、1個あたりの単価を上げにくいといった課題があります。

そのような折りに出会ったのが、現在久遠チョコレートでシェフショコラティエを務める野口さんです。「正しい素材を正しく使えば、おいしいチョコレートは作れる」という野口さんの言葉をきっかけに、チョコレート作りを始めることになりました。

チョコレートづくりの基本は「材料を溶かす」「型に流して固める」という単純作業で構成されているものの、カカオの種類や形、組み合わせる食材を変えることでどんどん新しい商品を開発できます。しかも、ギフト用としても通用するため、単価を高く設定できるという魅力もありました。

商品の価格は、事業としてきちんと利益が出ること、従業員に賃金を支払えることを満たせる金額を設定。久遠チョコレートで働く障害者の平均月収は16万円前後となっています。

【参考】
「久遠チョコレート」はなぜ人気となったのか|東洋経済ONLINE

フィノデアロマのカカオを使ったチョコレート商品開発

久遠チョコレートでは、株式会社フィノデアロマ(東京都)が輸入するカカオを使用しています。

フィノデアロマ社はコロンビアのチョコレートメーカーであるカサルカ社と提携。カカオ農家とその家族をサポートするだけでなく、衛生的なトイレの寄贈も含めた生産者の生活とインフラ整備支援を行ってきました。

カサルカ社はカカオ農家への指導も熱心で、収穫量の増大、品質の向上、種・苗などの供給も行っています。

久遠チョコレートはこうしたフィノデアロマ社とカサルカ社の理念や活動に賛同し、フィノデアロマ社が輸入・販売するカカオを使用。オリジナルチョコレートを開発するとともに、これを使ったテリーヌチョコレートを販売しています。


出典:OUR CHOCOLATE|久遠チョコレート

新事業の展開「QUON chocolate ドゥセミック」と「QUON chocolate パウダーラボ」

久遠チョコレートはメディアの取材を受けるなどですでに有名ブランドといえる存在。しかし、さらに次の展開へ向け2つの新しい事業に挑戦すると発表しました。

新事業の1つは、新ブランド「QUON chocolate ドゥセミック」。フィナンシェチョコレート「クオンシェシリーズ」とタルトチョコレート「テリーヌタルトシリーズ」の専門店です。

地方や山間部での雇用創出を目的として、商業に向かないとされる立地にあえて展開するとともに「わざわざ」買いに行きたいブランドづくりをしていきます。

もう1つの新事業は、生活介護事業としての「QUON chocolate パウダーラボ」の展開です。久遠チョコレートで大量に使用する果実やお茶などの「粉末」を製造します。

これまでこうした粉末は外注してきましたが、粉末化を内製することでより多くの「働きたい」と願う方々が働けるようになります。また、従来のB型事業所で課題となってきた月額平均工賃1万5000円でよしとするのではなく、5万円以上にすることを目標とするのも特徴です。

QUON chololate パウダーラボでの工賃アップをきっかけとして、「全国B型事業所の平均工賃をプッシュアップ」すると発表しました。

【参考】
QUON chocolate パウダーラボ 全国展開します。|久遠チョコレート代表 夏目の日々

久遠チョコレートはどこで買える?

久遠チョコレートは北海道から九州まで各地の主要都市を中心に店舗を設置。関東では、神奈川県横浜市と埼玉県川越市に店舗があります。

都内にあった荻窪店と浜田山店は2021年3月31日に閉店したものの、2021年内に都内に新店舗、新ブランドの展開を予定しているとのことです。

コロナ禍の影響を受けて、期間限定のチョコレートデリバリーサービスも始めました。デリバリーでは配送先エリアに限らず、応援している店舗やふるさとの店舗の商品を選ぶことも可能。公式サイトからとべる注文専用ページでオーダーできます。

久遠チョコレート 公式サイト

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