【障害者が作る商品】ECサイト「PIPPO」で障害をもつ作り手の工賃アップへ!


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障害をもつ方々が作る商品のみを扱うECサイトをご存知でしょうか? 「PIPPO」はアクセサリーや革製品、布製品、食品、文具など個性的な商品がそろう少し変わったECサイト。どの商品も障害をもつ方々によって製作されています。

今回は、PIPPOで購入できるおすすめ商品と特定非営利活動法人PIPPOの取り組みを紹介します。

特化型ECサイト「PIPPO」とは

私たちの日常生活では、さまざまな方法でショッピングが楽しまれています。主な方法はショッピングモールや大きなECサイトで商品を選ぶというもの。デザインや機能性、流行などを考慮して購入することが多いでしょう。

一方で、そうしたところではなかなか出会えない個性的な商品が売られている場所があります。アーティストが製作した一点ものを扱うショップや高齢者・障害者が手作りしたものを販売するショップなどです。

「PIPPO」もそうした個性的な品揃えが特徴のECサイト。障害をもつ方が製作した商品に特化したショッピングモールとなっています。運営するのは、“「福祉」を身近に、日常に”というビジョンのもと活動している特定非営利活動法人PIPPOです。

障害者福祉施設で製造される製品の販路拡大を支援するとともに、障害者福祉を支援できる消費活動を社会に訴えていくことで、「福祉」が身近になる社会の実現を目指しています。

PIPPOでのショッピングは、他にはないユニークな商品を購入できるとともに、その商品を製作した人々の工賃アップや自立にもつながるのが最大の魅力です。

PIPPOのおすすめ商品

PIPPOにはバリエーション豊かな商品が並んでいます。おすすめ商品はたくさんありますが、今回は日常使いできる便利な雑貨とコーヒーをご紹介しましょう。

エコバッグ・トートバッグ

PIPPOで扱うエコバッグには、着物の生地を使った上品なデザインのバッグがあります。A4サイズのクリアファイルも余裕で入る大きさで、ショッピングだけでなくサブバッグとしても便利。使われている着物の柄がそれぞれに異なるため一点物の商品です。

「NPO法人クローバーの会」が製作しています。


出典:エコバッグ(パッチワーク)by NPO法人クローバーの会|PIPPO

重たい物も運べる丈夫なキャンバス地を使った大容量バッグもあります。バッグの側面には眼鏡ケースやペットボトルを入れられる3つの大きなポケットがあるなど、実用的なデザインでマチもたっぷり。肩掛けができるため、たくさんのお買い物でも大活躍するでしょう。

統合失調症から社会復帰を果たしたデザイナー西村直樹さんが手がける「SENIMO(セニモ)」の商品です。


出典:スリーポケットバッグ ブラウン(AIR PLANE) by SENIMO(セニモ)|PIPPO

ブックカバー・コーヒー

読書好きの方には、革製のブックカバーや「ちょっと一休み」に嬉しい陶器や食べ物がおすすめです。

渋谷区にある「みどり工房」では革製品などを製作しており、そのラインナップにブックカバーがあります。一つひとつがていねいに手作りされ、使うほど手に馴染んで味わいが増すという革製品ならではの楽しみ方もできます。


出典:革のブックカバー(文庫本サイズ ブラック) by みどり工房|PIPPO

飲み物でおすすめの商品は、コーヒー作りを手がける「叶夢」のオーダーメイドできるオリジナルドリップバッグ。好きなコーヒーを好きな画像のパッケージで好きな数だけ注文できるもので、自宅用にもプレゼント用にも使えます。法人のノベルティにも対応可能です。

豆の種類は10種類以上。ほどよい苦みとスッキリした酸味の「叶夢ブレンド」やカフェインレス、有機JAS認証の生豆のみを使ったもの、焚き火をイメージしてつくられたものなど、オーソドックスなコーヒーに加えてユニークなコーヒーを楽しめるのも大きな魅力となっています。


出典:お好きなコーヒーでオリジナルドリップバッグ by 叶夢|PIPPO

PIPPOには、コーヒーだけでなくお茶やお菓子の販売も数多くあります。お好みの味をぜひ探してみてください。

なぜPIPPOは誕生した?

ECサイトPIPPOを運営しているのは、特定非営利活動法人PIPPO。“「福祉」を身近に、日常に”というビジョンのもとで、ショッピングモール運営事業、研修・講演会、コンサルタント事業、イベント代行・出店代行事業を手がけています。

はじめはPIPPO代表である森井優希さんが2018年に個人で始めた活動でしたが、ユーザーや出店者に支えられてNPO法人化しました。

森井さん自身も20代に鬱になり、就職して1年で退職したという経験をもっています。療養しながらアルバイトとして働いたものの、出勤や職場の人間関係、電話対応、書類の処理など、さまざまなところで困難を感じたとのこと。結婚・出産後はさらに雇用されて働くことが難しくなったそうです。

そこで、森井さんは起業を決意。障害者福祉施設に友人が勤めており、「製品を売るところがない」といった悩みを解決すべく、ECサイトPIPPOをスタートしました。

PIPPOの2つのこだわりと仕組み

PIPPOは障害をもつ作り手の工賃アップへと、より魅力的な商品づくりへの貢献に力を入れています。その仕組みはどうなっているのでしょうか?

「何も知らない」から作り手の工賃アップ貢献へ

森井さん自身、起業を決意するまでは障害者福祉施設が商品を製造し販売していることを知らなかったといいます。そうした施設での工賃がとても安くて障害者自身の自立にはとても足りないこと、それでも一般企業での就職が難しいことも、起業に向けた取り組みの中で初めて知ったそうです。

そこで障害をもつ方々が作った商品に特化したECサイトをつくり、商品代金の約6割を作り手の賃金にするという仕組みを用意。障害をもつ方々が商品を製造し販売していることを知ってもらい、気に入ったものを購入してもらうことで、買い手が作り手の工賃アップに貢献できるようにしました。

商品のラインナップはコーヒーやお菓子からアクセサリー、雑貨、衣類、絵までさまざま。日常のちょっとしたところに取り入れやすくなっています。

「あまり、お洒落じゃない…」の解決へ

障害者福祉施設での製造・販売を知った森井さんですが、そうした施設で作られる商品が「あまり、お洒落じゃない…」ということに課題を感じたそうです。

「あと一押し! もう少しだけ手を加えるだけで、見違えるぐらい素敵になるのに!」という商品が多いことから、手軽に買えること、デザイン性を上げることでもっと消費者の手に取ってもらいやすくすることを重視しています。

実際、PIPPOでは購入者からのレビューが投稿され、商品の魅力を伝えるシステムがあります。こうしたレビューは作り手の励みになるとともに、その商品のどういった点が魅力になっているのかを製作者だけでなく他の施設やクリエイターも知るきっかけになるでしょう。

PIPPOへの出店方法

2021年7月現在、PIPPOでは出店を希望する福祉施設を募集中です。シンプルで簡単に売ったり買ったりできる仕組みで、出店代行、商品説明の作成、写真撮影、顧客管理などもPIPPOがサポート。販売手数料は10%(税込)、出店料は無料です。

出店者はPIPPOにSHOPページを持つこともできます。SHOPページのURLは店舗チラシや公式サイト、名刺などへの掲載OK。SHOPページに実店舗や販売先の情報、イベント情報も記載できます。こうした情報や新商品の投稿はPIPPOのSNSやメルマガにも掲載されるため、より効果的にアピールすることが可能です。

特にイベント自粛が続くコロナ禍ではECサイトの活用は大きな力になってくれるでしょう。

詳しくはPIPPOの公式ページからお問い合わせください。

ECサイトPIPPOは、働く障害者を身近なところから支援することができるとともに、モノづくりをする障害者にとっての販路拡大にもなります。これまで利用したきたショッピングモールや大手ECサイトだけでなく、PIPPOのような特化型ECサイトに目を向けてみると楽しい発見や出会いがあるかもしれません。

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