【デフリンピック】ゴルフ競技のルール・会場は?強豪国と日本の強化選手


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2025年11月、東京で夏季デフリンピックが開催されます。デフリンピックは、パラリンピックに出場できない聴覚障害のあるアスリートたちが競い合う国際スポーツ競技大会。東京2025デフリンピックで開催されるゴルフ競技のルール・会場や強豪国、日本の強化選手をご紹介します。

デフリンピック「ゴルフ競技」、会場は若洲ゴルフリンクス

聴覚障害のアスリートが出場する国際スポーツ競技大会「デフリンピック」のゴルフ競技は、他のゴルフ競技と同様、ボールを打ってホールに入れるまでの打数の少なさを競う競技です。聴覚障害のあるアスリートによるゴルフ競技は、「デフゴルフ」と呼ばれます。

デフリンピックでは、1ラウンド18ホールで、それぞれの選手が計4ラウンドをプレー。個人戦のみが行われています。

【デフリンピックのゴルフ競技・種目】

競技 種目 概要

ゴルフ

個人戦(男子) 1ラウンド18ホールを4ラウンドプレーし、打数の少なさを競う
個人戦(女子)

デフリンピック・ゴルフ競技の強豪国は、ドイツです。2017年サムスン大会、2022年カシアスドスル大会の両大会において、ジョン・アレン選手が個人戦男子で金メダルを獲得しました。他のメダル獲得国には、男子ではイギリス・カナダ・ケニア、女子ではインド・アメリカ・フランスもあります。日本はまだデフリンピック・ゴルフ競技への出場経験はありません。

競技ルールは、全米ゴルフ協会(USGA)が定めたルールに従っています。オリンピックなどと異なるのは、情報伝達の手段。落雷の危険性などによるプレー中断・再開の合図は、警笛ではなく旗を使って視覚的に伝えられる点が特徴です。

東京2025デフリンピックにおけるゴルフ競技の会場は、都心ベイエリアにあるゴルフコース「若洲ゴルフリンクス」です。三方を海に囲まれたロケーションにありながら都内屈指の本格的なゴルフコースを誇り、2020年から実施してきた改修工事も2023年に完了しました。

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デフゴルフにおける日本人選手の成績と強化選手

日本人選手によるデフリンピック・ゴルフ競技の成績はまだありませんが、他の国際大会では上位の成績を残しています。

例えば、コロナ禍の影響で4年ぶりの開催となった第14回世界デフゴルフ選手権(2022年)では、個人戦(一般男子)で袖山哲朗選手が10位、前島博之選手が15位となり、8年ぶりに出場した一般男子団体戦でも5位入賞を果たしました。

現在は、デフリンピック出場、メダル獲得に向けて選手たちの強化を行っています。強化選手は、以下のアスリートの方々です。

【デフリンピック・ゴルフ競技の強化選手と主な成績】

選手名 主な成績
ベストスコア 大会出場・成績
岩崎善徳 選手 65 2021年日本デフゴルフ選手権優勝
2022年世界デフゴルフ選手権18位
袖山哲朗 選手 67 2022年世界デフゴルフ選手権10位
2022年茨城ゴルフ倶楽部選手権優勝
2023年報知アマゴルフ選手権33位
辻結名 選手 70 2022 第77回国民体育大会いちご一会栃木国体出場
2023 全国高等学校ゴルフ選手権春季大会出場
渕暢之 選手 69 2019年JOYXゴルフ倶楽部(上月C)選手権優勝クラブチャンピオン
2022年理事長杯・スクラッチ選手権制覇
前島博之 選手 63 2022年日本デフゴルフ選手権大会優勝
2022年世界デフゴルフ選手権大会15位
JOYX OPEN 2023出場
2023年日本デフゴルフ選手権大会準優勝

NPO法人日本デフゴルフ協会「強化指定選手の顔」より作成

東京2025デフリンピックまでに、国内・国外で複数のデフゴルフ競技大会が開催されます。

陸上や水泳など、すでに日本の選手たちが活躍している競技とは異なり、ゴルフ競技は今後の伸び代が大きい競技。デフゴルフの選手たちに、ぜひご声援をお願いします。

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【参考】
東京2025デフリンピック 大会情報サイト
Deaflympics 公式サイト
NPO法人日本デフゴルフ協会

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