【障害者が作る商品】ココ・ファーム・ワイナリーの日本産ワイン!国際会議や国際線などで提供


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日本産の高品質ワインとして人気の高いココ・ファーム・ワイナリーのワイン。原材料である葡萄は、知的障害者更生施設「こころみ学園」の園生や職員の方々がていねいに育てています。

香り豊かで日本食に合うワインはどのようにして作られるのでしょうか? ココ・ファーム・ワイナリーの魅力と歴史をご紹介します。

ココ・ファーム・ワイナリーがつくる日本ワイン

日本のワインとして有名なココ・ファーム・ワイナリーのワイン。日本で育てた葡萄を日本で加工・発酵させた高品質な日本産ワインとして、多方面から高く評価され、全国に多くのファンをもっています。原材料となる葡萄は、知的障害者が働く「こころみ学園」の方々が育てています。

ココ・ファーム・ワイナリーがあるのは、北関東道の足利インターからすぐ、山の急斜面。立地の関係上から自家用車や観光バスで訪れる人が多く、ココ・ファーム・ワイナリーへの観光ツアーも人気です。

ココ・ファーム・ワイナリーではピクニックや散策を楽しめる他、ワインショップとカフェを併設。カフェのランチを楽しみに訪れる人も多く、こころみ学園で育てられる新鮮野菜のおいしさに驚く姿が見られます。

カフェやショップには主力商品であるワインだけでなくブドウジュースもありますので、車を運転する方やお酒を飲めない方でも存分にブドウの香りと豊かな味わいを楽しめるでしょう。

ココ・ファーム・ワイナリーのおすすめ商品

ココ・ファーム・ワイナリーのワインのファンがいるのは「障がい者としごとマガジン」編集部も例外ではありません。編集部のココ・ファーム・ファンの方がおすすめするワインや、カフェの人気メニューをご紹介しましょう。

ココ・ファーム・ワイナリーのおすすめワイン


出典:ココ・ファーム・ワイナリー 公式オンラインショップ

おすすめワインの1本目は「農民ドライ」です。葡萄品種はミュラー・トゥルガウ、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、バッカス、ケルナーなどで、華やかな香りが特徴の辛口白ワインです。

2本目のおすすめワインは「農民ロッソ」。2019年の農民ロッソは、日本固有の葡萄品種マスカット・ベーリーAやブラック・クィーン、そして伝統的なボルドー品種メルロやカベルネ・ソーヴィニョンなどを野生酵母で醗酵させた赤ワインで、上品な甘み、爽やかな酸、やさしいタンニンを味わえます。

いずれもレストランやワインバーでの取り扱いが多い代表作。お店で見かけた際は、ぜひ試してみてください。

ワイン購入時は「ワイン・データシート」を活用して

農民ドライや農民ロッソ以外にも、ココ・ファーム・ワイナリーでワインを通販するとワイン・データシートが付いてきます。ワイン・データシートの送付は他のワイナリーではあまり見られない取り組み。データシートには、ワインに使われた葡萄品種の他、収穫時の糖度、発酵・熟成・ビン詰の仕方、テイスティングコメント、料理との相性、飲み頃などが記載されています。

<「農民ロッソ」のワイン・データシート例>

出典:ココ・ファーム・ワイナリー 公式オンラインショップ

ワイン・データシートで特に興味をひかれるのが、料理との相性です。ワインと相性の良い料理としてイメージされる料理だけでなく、たとえば2019年の農民ロッソには「山うどの味噌炒め」「八丁味噌のカツサンド」「ざるそば」といった料理も。ワインと料理の意外な組み合わせで、新しい体験を得られるでしょう。ラベルやデータシートは形の残る思い出にもなります。

ワイン・データシートは、公式オンラインショップの商品ページからもHTML版とPDF版で見ることができます。どのような料理が紹介されているか、ぜひ一度覗いてみてください。

果実を存分に楽しめる濃厚なおすすめジュース


出典:ココ・ファーム・ワイナリー 公式オンラインショップ

アルコールを飲めない方は、ジュースがおすすめです。

ぶどうジュース「アメージンググレース」、桃のジュース「LOVE&PEACH」などが人気で、ココ・ファーム・ワイナリーならではの「とろとろの濃厚な味わい」を楽しめます。

そのまま飲むのはもちろん、他の飲み物と合わせてみるのもよいでしょう。

「ロゼスパークリングジュース」や「マスカットジュース」など、すっきりと飲めるジュースもあります。飲みきりやすいハーフサイズ、ギフト用セットなども用意されていますので、さまざまな場面で活用できるでしょう。

ココ・ファーム・カフェと人気のランチメニュー

ココ・ファーム・ワイナリーに併設されたカフェレストラン「ココ・ファーム・カフェ」には、屋内の席とテラス席があります。テラス席の前にはブドウ畑が広がる絶景。晴れた日に風に吹かれながらワインやジュースを味わうのは、とても贅沢な体験になるでしょう。

このココ・ファーム・カフェの人気メニューは、何といってもローストビーフです。


出典:ワインによく合う一皿|ココ・ファーム・ワイナリー

ローストビーフは、柔らかくておいしい、ソースの玉ねぎの甘みがよく合うと大好評。カフェで食べて気に入り、ワインショップでお土産にも購入する方もいるといいます。

ランチセットの中では、デッキランチが特に魅力的。自家製のソーセージやさまざまなお惣菜が少しずつ味わえるランチプレートで、ワインのお供に最適です。


出典:アラカルトメニュー|ココ・ファーム・ワイナリー

他にはカレーやパスタなどのランチセットがあり、付け合わせのサラダも侮れません。新鮮な野菜の食感と豊かな味わいは、野菜を育てる場所だからこそ楽しめるもの。主菜をより引き立ててくれる名脇役となっています。

こころみ学園の取り組みと外部からの評価

ココ・ファーム・ワイナリーで使用する葡萄を栽培するのは、こころみ学園の園生や職員の方々。ていねいな葡萄作りは開墾から始まりました。

栃木県足利市で始まった開墾の歴史

ココ・ファーム・ワイナリーの葡萄畑は、こころみ学園の園生たちによって開墾されてきました。その歴史は1950年代にまで遡ります。

最初の開墾は、当時中学校の特殊学級で教師をしていた川田昇さんと中学生たちが始めました。平らな土地に農地を得ることができず、足利の北にある山奥の平均斜度38度という急斜面に自分たちの手で葡萄畑を開墾すべく作業を続け、1958年に葡萄畑を開いたのです。

開墾には大変な苦労があった一方で、山の急斜面という立地には利点もありました。それは、南西向きでとても陽当たりがよく、水はけもよかったこと。葡萄栽培にとって好条件でした。

「障害があるから」と何もやらせてもらえなかった少年たちの手は、葡萄畑の草刈りや鳥追いを続けるうちに、とてもたくましくなっていったといいます。急斜面を登って降りる生活で食事や睡眠をしっかりとれる生活を送れるようになり、心身を安定させられるようにもなったとのことでした。

その後、1969年には成人対象の知的障害者更生施設「こころみ学園」を開所。こころみ学園の考え方に賛同する保護者たちの出資で、1980年に有限会社ココ・ファーム・ワイナリーが設立されました。

その後も開墾は続けられ、現在は足利市と佐野市にまたがる6ヘクタールの葡萄畑となっています。

近年の気候変動の影響下では、適地適品種の葡萄栽培を実現すべく、2017年に「農地所有適格法人こことある」を設立。北海道や山形で地元農家の方々の協力を得ながら、新しい自家畑の開墾や葡萄栽培を始めています。

イベントや国際線で提供

こころみ学園の葡萄を使ったココ・ファーム・ワイナリーのワインは、国内外から高い評価を得てきました。

2000年に開催された九州・沖縄サミットの晩餐会でスパークリングワイン「1996NOVO」が使用され、その後も多くの国際会議の夕食会や昼食会で採用。2013年にはJAL国際線ファーストクラスラウンジで「2012足利呱呱和飲」が採用された他、JAL国際線のファーストクラス、ビジネスクラスの機内や、ANA国際線ファーストクラスの機内、JR東日本TRAIN SUITE 四季島で提供されています。


出典:シャンパン・ワイン|JAPAN AIRLINES

重い車両や機械を入れないことで土の中にある水や空気の通り道を守り、虫や病気になってしまった葉をていねいに取り除き、房の一つひとつに笠をかける…。そうした園生たちの地道でていねいな農作業が、ココ・ファーム・ワイナリーの上質なワインにつながっているようです。

収穫祭などのイベントが人気

ココ・ファーム・ワイナリーでは、収穫祭をはじめとした各種のイベントを開催しています。

地元や近隣の方だけでなく観光客にも人気の収穫祭は1984年から始まり、毎年開催を楽しみにしている方も多い様子。コロナ禍となった2020年は密集・密閉・密接を避けた「どこでも収穫祭」として、場所を問わず楽しめるオンライン形式で11月14日に開催されました。スペシャルゲストによる演奏、プレゼントが当たる抽選会を楽しみながら、ココ・ファーム・ワイナリーのオンラインショップなどで購入したワインを楽しむイベントです。

2021年もオンライン開催が決定されました。

収穫祭用に用意された「どこでも収穫祭セット」を購入すると、セットに含まれる収穫祭新聞に、視聴のためのURLが記載されています。パソコンやスマートフォンで視聴できるようになっています。

第38回どこでも収穫祭│ココ・ファーム・ワイナリー

ココ・ファーム・ワイナリーの商品はどこで買える?

ココ・ファーム・ワイナリーのワインを購入する主な方法は、公式オンラインショップまたはワイナリーのワインショップです。

公式オンラインショップから購入するとワイン・データシートをもらえる他、収穫祭の時期には参加チケット付のワインも入手できます。ジュースやぶどう酢などもあり、ギフト用商品も豊富です。

ワイナリー近隣にお住まいの方は、現地ワインショップで購入することもできます。店内から葡萄畑や醸造タンクも見られる他、ワイングラスやワインに合う食べ物、こころみ学園栽培の新鮮野菜を購入することも可能。ワインはおすすめの5種類をテイスティングできます。ただ、コロナ禍ではテイスティングを中止しているのでご注意ください。

  • ココ・ファーム・ワイナリー 公式オンラインショップ
  • ココ・ファーム・ワイナリー ワインショップ
    • 場所: 栃木県足利市田島町611
    • 営業時間: 10:00-18:00
    • 定休日: 12/31-1/2、1月第3月曜日~金曜日の5日間
    • アクセス:
      JR両毛線「足利駅」下車、タクシーで約18分(徒歩約1時間10分)
      東武伊勢崎線「足利市駅」下車、タクシーで約20分(徒歩約1時間20分)
      北関東自動車道「足利インターチェンジ」下車、約10分

※詳しくは…アクセス│ココ・ファーム・ワイナリー

【参考】
ココ・ファーム・ワイナリー 公式サイト

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