障がい者のキャリアアップは?職種別のキャリアまとめ


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障がい者雇用でもキャリアアップをしたいと望みつつも「障がい者雇用だからキャリアアップは無理」と諦めている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、障がい者であっても、体調が安定しており、キャリアアップに必要な経験や資格などがあればキャリアアップを目指すことは可能です。
 
今回は、障がい者雇用で多い職種別に、キャリアアップの方法を解説します。障がい者のキャリアアップは?職種別のキャリアまとめ

障がい者雇用でのキャリアアップは可能?

障がい者雇用での就職を検討している方にとって、気になることの一つがキャリアアップ。「自身の仕事の幅を広げたい」「昇進・昇給を目指したい」などキャリアアップの理由は、一般雇用の方と同様にさまざまです。しかし、障がい者雇用ではキャリアアップは不可能ではないか、と心配な方も多いことでしょう。
 
障がい者雇用における雇用形態で、正社員の方は全体の4人に1人とされています。また、社員の中でも役職に就いている方は10%以下で、90%を超える方が役職のない一般社員です。
 
企業の障がい者雇用での入職者に対する方針やサポートによりますが、障がい者雇用であってもキャリアアップの実現が可能なことはあります。そのためには、まずは「安定した体調を維持すること」が重要。障がい者雇用でキャリアアップを考える場合には、はじめからキャリアアップのためと頑張りすぎるのではなく、周囲のサポートを上手に活用しながら体調の安定に努めましょう。

職種別のキャリアアップの例

では、体調が安定し、キャリアアップが視野に入ってきた場合にどのようなキャリアアップが望めるのでしょうか? ここでは、障がい者雇用の多い職種を中心に、職種別のキャリアアップの例をご紹介します。

事務

事務としてキャリアアップを目指す際に指標となるものの一つが「専門性」です。事務とひとくちにいっても、経理事務、営業事務、金融事務、英文事務、貿易事務などさまざま。自身が目指したい専門性を考え、実務経験を積みつつ資格を取得するのがおすすめです。
 
経理事務であれば日商簿記、金融事務であれば証券外務員資格、英文事務であればTOEIC、貿易事務なら貿易実務検定など。
 
前職が営業だった、英語を使う仕事だったなど、前職の経験を生かして事務の専門性を決める手もあります。

製造・技能

製造・技能職は、関わる分野によって必要な技術や資格が多くあります。専門に関する資格取得はもちろん、技術責任者などの管理職を目指す際にはチームや部下をまとめるコミュニケーション能力も必須です。また、生産工程改善のために現在の工程に問題がないか、品質は十分かなどを調査・分析する力や計画力、論理的思考力なども求められます。
 
製造・技能職を目指す方でまだ資格を持っていない方は、CAD利用技術者試験に合格しておくと就職に有利にはたらきます。また、クレーンなど現場で使用する機械の運転技能の資格や、電気工事士、機械保全技能士、危険物取扱者などの国家資格を取得できると仕事の幅が広がり、おすすめです。

ITエンジニア

あらゆる分野でIT化が進み情報社会となるなかでITエンジニアの需要が高まっています。ITエンジニアを含むIT人材は2030年には約80万人が不足すると見込まれており、その柱となるITエンジニアの育成は急務です。
 
ITエンジニアになるためには特別な資格はいりません。しかし、PCスキルや開発に必要なプログラミング言語を理解・使用できるスキル、チーム開発に必須なコミュニケーションスキルなどが求められます。
 
ITエンジニアのキャリアアップとして、ITスペシャリストやプロジェクトマネージャー、ITコンサルタント、AIエンジニア、フルスタックエンジニア、データサイエンティストなどが挙げられます。これらの道は今までどのような言語を使ってきたか、どのような開発経験を積んできたかなどにより異なります。
 
ITエンジニアからのキャリアアップを考える際には、ご自身が目指すキャリアに合わせて知識や経験を積んでいきましょう。

営業

どの企業にも欠かせない営業職。営業職のキャリアアップといえば営業管理職やマネージャーが挙げられるでしょう。
 
営業管理職やマネージャーに必要な能力はマネジメント能力です。営業現場で求められていた営業スキルよりも、マネジメント能力が営業職で管理職・マネージャーを目指すキャリアアップでは重要となります。
 
営業職でキャリアアップを目指す際に必要なマネジメント能力とは、大きく以下の3つに分けられます。
 

  • 統括するチームの業績目標を達成させるためのマーケティング能力・数字管理能力
  • チームメンバーを支えるためのコミュニケーション能力・カウンセリング能力
  • 新規プロジェクト開発のための戦略策定能力・プロジェクトマネジメント能力

 
これらの能力は実務経験で培うことがほとんどです。営業職で管理職・マネージャーを目指す際には、早い段階で上司にキャリアアップについて相談し、必要な実務経験を得られるようにしておくとよいでしょう。また、最近では英語でプレゼンするなど、語学力が必要なケースも増えています。英語、中国語などビジネスシーンで重要な言語の資格(TOEIC、中国語検定など)を取得するのもおすすめです。
 
また、営業のスキルは他分野でも活かせるものです。営業スキルの一種である提案力やコミュニケーション能力、フットワークの軽さなどは、企画や商品開発、人事、総務、広報でも十分に活用できるでしょう。

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