アビリンピック過去問題|第18回東京(2019)DTP


チラシやポスター制作などに欠かせないDTP。アビリンピック競技種目「DTP」でも、PhotoshopやIllustratorを駆使してチラシやポスターを制作するスキルを競います。作品テーマは、東京の観光や時事問題が多く、事前の下調べも作品の魅力アップにつながります。

2019年東京アビリンピックでは、東京下町に関するテーマでのポスター制作が出題されました。

東京アビリンピック競技種目「DTP」とは? 評価ポイントは?

アビリンピック競技種目「DTP」は、チラシやポスター制作に必要な印刷・デザイン・関連ソフトに関する知識・技能を競う種目です。毎回異なったテーマで出題され、競技本番で提供されるデータを用いて作品を制作します。

身体障害者・知的障害者・精神障害者が参加可能です。

競技当日は、サムネイルやレイアウトを考えるための以下のものを持ち込めます。

<競技本番で持ち込めるもの>

  • 鉛筆・色鉛筆
  • 定規
  • カラーマーカー
  • 電卓

しかし、事前に考えたレイアウトのメモやデータなどは持ち込めません。

<競技本番で持ち込めないもの>

  • 事前に配布された課題
  • メモ
  • 参考書
  • その他デジタル記憶媒体

作品の評価にあたっては、以下の評価ポイントに基づいて採点が行われます。仕様を守っているか、テーマに沿った魅力的な作品になっているか、入稿に適したファイルになっているか等、確認を怠らずに制作しましょう。

<評価のポイント>

  • DTPにおける基本的な技術
  • 企画力
  • 創造力
  • データ処理能力

2019年度大会のテーマと競技で使われたOS・ソフト

2019年度東京大会における「DTP」の課題は、“東京下町散策による地域の魅力再発見をテーマとするフォトコンテスト募集ポスター”でした。

<ポスター作成に至る背景(状況設定)>

  • 選手は印刷会社に勤務しているとする
  • 地域情報のフリーペーパー発行・イベント運営などで地域活性に取り組んでいる
  • “東京下町再発見協議会”とコラボし、散策スポット紹介のフォトコンテストを行う
  • 選手はフォトコンテストの告知・募集ポスターを制作することになった
  • 東京下町協議会TwitterおよびFacebook公式アカウントでも告知する予定

<フォトコンテスト開催の目的>

  • 東京オリンピック開催による国内外からの交流人口増加が見込まれている
  • 街歩きを通して、多様な訪問者に東京下町の魅力を再発見する観光体験を推進する
  • 東京の生活者だから知る散策スポットを写真で紹介し、全世界に発信・拡散するきっかけとしたい

制作にあたっては、以下のハード・OS・ソフト・フォントが使われました。

  • Windows PC (OS: Windows 8.1)
  • Adobe Photoshop CC
  • Adobe Illustrator CC
  • 使用フォント:Windows搭載フォント・Illustratorバンドルフォント

大会当日の制限時間と当日の流れ

「DTP」の制限時間には、「標準時間」と「打ち切り時間」の2種類があります。

標準時間は、作品完成の目安とするべき時間。打ち切り時間は、作品がたとえ完成していなくても手を止めて作業をやめなければならない時間です。

標準時間内に、各種条件に従って作品を完成させましょう。

制限時間

2019年度東京大会での標準時間と打ち切り時間は以下の通りです。

  • 標準時間 1時間45分
  • 打ち切り時間 2時間

当日の競技全体の流れ

大会当日は、競技時間以外にも多少の作業があります。全体の大まかな流れを確認し、大会当日のイメージをつかんでおくと、混乱が少ないでしょう。

<大会当日の「DTP」の大まかな流れ>

  1. 指定の座席に座り、競技の説明と課題配付を受ける
  2. 競技開始
    • データの確認とポスターの制作
    • テスト印刷(競技中に合計2回まで)
    • データの修正等
    • 指定フォルダに、作品ファイルと使用した画像データを保存(作業中も適宜保存)
  3. 競技終了
  4. 最終作品プリント出力(競技委員の指示に従う)
  5. 最終作品に、競技者番号と氏名を記入
  6. 作品を提出
  7. 退室

2019年度東京大会の課題制作に関する条件等

「DTP」では、必ず作品のテーマ、作品に使用できる素材が提供されるとともに、制作条件や仕様などが指定されます。必ずこれらの条件を守って制作を進めましょう。

<競技本番で提供されるもの>

  • カラープリンタ用紙 3枚(プリンタにセット済み)
  • B4サイズ下書き(ラフ)用紙 3枚
  • 画像データ 5点(解像度72ppi/RGB-JPEG)
  • イラスト 5点
  • SNSアイコン
  • テキストデータ

<制作条件>

  • 仕上がり寸法:B4サイズ(364×257mm)縦・横自由
  • 色数:4色(CMYK)片面
  • トンボ:裁ち落とし 3mm
  • プリンタ出力サイズ:A3

<画像・テキストデータの使用に関する条件>

  • 画像の使用:
    • 提供される写真素材の中から使用する
    • 写真素材の使用点数は自由
    • 加工自由
  • 画像処理:
    • トリミング・拡大・縮小は自由
    • 変倍は不可
    • RGBをCMYKに変換してから配置する
    • 原寸以上で使用する場合は画像の劣化に注意
    • 低解像度の効果を表現する場合は効果的に使用する
    • 画像処理効果(カラーバランス、フィルタ処理、変形等)は必要であれば使用可
  • テキストの使用:
    • 囲み罫、配色、大きさ、書体、効果などは自由
  • イラスト・SNSアイコンの使用:
    • イメージイラスト制作・配置は自由
    • 支給イラスト使用の有無は自由

<提出データの形式>

  • Adobe PDF形式:高解像度PDF(PDF/X-1a 2001形式))

以上で指定されていないところは選手それぞれが自分で工夫し、魅力的なポスターを制作しましょう。

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