2018/04/13
働きたい方に役立つ障害福祉サービス4選
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みなさん、こんにちは。
このサイト「障がい者と仕事マガジン」は、働きたいと思っている障害者の方にさまざまな情報を提供しています。
今回は、働いてみたいと思った場合、どのようなサービスがあるのか紹介します。
1. ハローワーク
求人に関する情報が集まるのはハローワークです。
障害者枠での求人も活発に出ています。
ハローワークのメリットは担当者がついてくれるので、わからないこと、不安なことはひとつずつ相談しながら進めていくことが可能です。
もちろん、民間の求人サービスでも障害者枠の求人を取り扱っている会社もありますので、そちらも利用してみるといいでしょう。
ただし、就職するために生活面のリズムを作りたい、スキルを身につけたいという場合には、違うサービスを検討する必要があります。
2. 障害者就業・生活支援センター
就職や職場への定着に当たって就業面における支援とあわせ、生活面における支援を必要とする障害者に対して、就業及びこれに伴う日常生活、社会生活上の相談・支援を一体的に行う支援機関が、障害者就業・生活支援センターです。
障害者就業・生活支援センターは、各都道府県に設置されています。
特に利用期間の定めはありませんので、就労後も長くサポートを受けることができます。
逆に支援員に対して利用者が多いので、きめ細かい支援を求める場合には、次に紹介する就労移行支援事業所などの方が良いかもしれません。
3. 就労継続支援A型・B型、就労移行支援事業所
就職のための訓練をしたいと考えている場合に選択肢に出てくるのが、就労継続支援A型・B型、就労移行支援事業所です。この3つ違いがわかりにくいので、少し説明を加えます。
就労継続支援A型事業所とは?
就労継続支援A型・B型は、ともに工賃をもらいつつ、事業所内でお仕事をします。法律の表現を借りると通常の事業所に雇用されることが困難な障害者につき、就労の機会を提供するとともに、生産活動その他の活動の機会の提供を通じて、その知識及び能力の向上のために必要な訓練やその他の必要な支援を行います。
そのうちA型は、一般企業で働くことが難しい方で雇用契約を結んで継続的に働くことができる人に対してサービスを提供します。
就労継続支援B型事業所とは?
一方就労継続支援B型は、雇用契約に基づく就労が困難である方に対してサービスを提供します。
大きな違いは「雇用契約」を結ぶ(A型)か否か(B型)ですが、いずれにせよ、事業所自体で就労をします。
就労移行支援事業所とは?
最後に就労移行支援事業所は、一般企業への就職をするための訓練をする事業所になります。
具体的には、就労を希望する障害者につき、生活のリズムを整え、就職のためのスキルを身につけるサポートや履歴書の作成、面接対策といった就職活動のサポートをします。
就労移行支援は原則として2年間しか利用できませんので、利用される方にとってベストなタイミングで使いたいものです。
4. 定着支援事業所
さらに、平成30年4月から定着支援事業所という新しいサービスが増えました。
障害者の職場定着率があまり良くない(特に精神障害の方)ことから、従来の制度とは別に職場定着に絞ったサービスが新設されることになったのです。
これは、上記の就労継続支援A型・B型、就労移行支援事業所などのサポートを受けて新たに雇用された障害者につき、当該企業での就労の継続を図るために必要な当該企業の事業主、障害福祉サービス事業を行う者、医療機関その他の者との連絡調整などのサービスを提供することをいいます。
就職後6ヶ月は就労継続支援A型・B型、就労移行支援事業所などがサポートをし、その後3年間定着支援事業所がサポートします。
まとめ
すぐに求人に応募したい方は、ハローワークの利用がおすすめです。
訓練をしたい、または支援機関のサポートを受けたいという方は、就労継続支援A型・B型、就労移行支援事業所の利用をまずは検討してみてはいかがでしょうか。