2023/11/16
分身ロボットOriHimeに販売モデル登場!購入価格と月額料金は?
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ALSや外出困難な事情のある方などが遠隔操作してコミュニケーションを行う分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」。日本橋にある「分身ロボットカフェDAWN ver.β」などで実際にOriHimeの接客を受けられる他、NTT東日本やモスバーガーなど国内企業にも導入事例があります。
これまではレンタルでの利用のみでしたが、2023年10月3日から販売モデルが登場。購入価格や月額利用料金などをご紹介します。
2023年10月、分身ロボット「OriHime」販売モデルが登場!
2023年10月3日、オリィ研究所は分身ロボット「OriHime」の最新モデル「OriHime ver.2023」の販売を開始しました。ALS患者をはじめとする障害者や外出困難な方などが遠隔操作することにより、OriHimeがいる場所の人々とリアルタイムのコミュニケーションができます。スマホやPCのブラウザから操作可能で、操作する人は「パイロット」と呼ばれています。
これまでOriHimeの利用はレンタルのみでしたが、今回から買い切り型での利用も可能に。法人が購入してテレワークを行う従業員に活用してもらう他、個人で購入して遠隔地の家族とつながったり、OriHimeを学校や会社で通わせたりといった長期的な活用をしやすくなりました。
新しいOriHimeは従来型より大幅にスペックが向上しています。
新型のカメラは、最大4Kの映像をリアルタイムで観られ、ホワイトボードや看板、資料の文字なども読みやすくパワーアップ。音声によるコミュニケーションで重要な音質については、従来の2.5倍の音量出力を実現し、周囲の音がうるさい状況でも、より自然な会話ができるようになっています。
通信速度にいたっては、従来モデルの最大10倍にまで向上。パイロットによる操作からOriHimeが実際に操作するまでの時間がより短縮され、スムーズなコミュニケーションができるようになりました。
OriHime販売モデルの価格と月額料金
販売モデル「OriHime ver.2023」の本体価格は、税込43万7,800円。本体購入後、利用には7,000円〜1万4,000円の月額利用料が必要です。
月額利用の料金プランには、エントリープラン、スタンダードプラン、デラックスプランの3種類があります。修理補償とメールサポートは全てのプランに付いていますが、上位のプランほど手厚いサポートを受けられる仕組み。契約後も、必要に応じて補償率の高いプランへアップグレードできます。
【OriHime購入後の月額料金】
エントリープラン | スタンダードプラン | デラックスプラン | |
月額料金 | 税込7,700円 | 税込9,900円 | 税込1万5,400円 |
修理補償 | 35%補償 | 70%補償 | 100%補償 |
モーター交換/回 | 税込7万9,200円 | 税込5万1,700円 | 0円 |
電話サポート | なし | あり | あり |
なお、月額料金ではなく、本体とサービスを一度購入するだけでOriHimeをずっと使い続けられる永年利用料金(税込35万6,400円)もあります。
永年利用料金では、初年度は月額利用のデラックスプランと同じサポートを受けられ、2年目以降はスタンダードプランの内容でのサポートとなります。毎月の利用料が心配な方には、嬉しいプランです。
※2023年10月現在の情報です。最新情報は、OriHime公式サイトをご確認ください。
従来型はレンタルプランで利用可能
これまで活用されてきたOriHimeのレンタルプランも、引き続き利用できます。レンタルでは「OriHime ver.2023」ではなく、従来型のOriHimeでの契約となります。個人向けレンタルと法人向けレンタルでプランや申し込み方法が異なりますので、ご注意ください。
個人向けレンタル「OriHime Lite」
個人向けレンタルでは、1カ月から利用が可能。モバイルWi-Fi付きプランと、Wi-Fiなしプランがあります。
長期にわたって利用したい場合は、年間プランがお得。10万円ほどの初期費用を払えば、月額換算で約1万円の利用料となります。初期費用0円でレンタルを始める場合、1年目は月額換算で約2万円、2年目以降は月額換算約1万円でレンタル可能です。
詳しい料金やサポート内容は、公式サイトでご確認ください。
法人向けレンタル「OriHime Biz」
OriHimeの法人向けレンタルでは、利用料金は要問い合わせとなっています。無料トライアルができますので、公式サイトのフォームからお問い合わせください。
法人におけるレンタルプランの導入事例は、以下の関連記事でご紹介しています。OriHimeを活用したコミュニケーションや働き方のイメージをつかめますので、ぜひご覧ください。
(関連記事)
障害者のテレワークをもっと楽しく! 分身ロボット「OriHime」の利用申込方法と導入事例
※料金、スペック等は2021年当時のものです。最新情報は公式サイトにてご確認ください。
【参考】
分身ロボット「OriHime」 初の販売モデル「OriHime ver.2023」を10月3日から 販売開始|OryLab Inc.