2023/07/27
【インタビュー】おすすめ就労移行支援事業所は「メステッサ」で検索!広告なしで使いやすく
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「障がい者としごとマガジン」を手掛ける株式会社シープ(東京都中央区)による、就労移行支援事業所データベース「メステッサ」。自信をもっておすすめできる事業所のみが登録され、広告なしで使いやすい点が特徴です。メステッサの強みと使い方、事業所の選び方などを代表取締役社長の竹井弘二さんにうかがいました。
もくじ
就労移行支援事業所データベース「メステッサ」!他のデータベースとの違いと強み
——株式会社シープが運営する「メステッサ(Mestessa)」は、就労移行支援や就労継続支援の事業所などを検索できるデータベース。登録されている事業所は「一般社団法人福祉支援研究機構」(以下、機構)に加盟する事業所のみです。機構の加盟事業所には、どのような特徴があるのでしょうか?
竹井弘二さん(以下、竹井) 機構の事業所は、就労移行の目的である「就職して、安定してお仕事を続ける」点に、すごくこだわっている事業所ばかりです。
最近は減りつつありますが、他の事業所の一部には、就労に対するモチベーションがない就労移行支援事業所もあると聞きます。
しかし、機構の事業所は成果を強く意識して、就労と就労の継続を目指して取り組んでいます。そういった意味で、自信をもっておすすめできる事業所ばかりです。
—— 福祉事業所を検索できる他のデータベースとの違いは、他にどのような点がありますか?
竹井 メステッサの場合、各事業所の情報は、その事業所で更新しています。それぞれの事業所にアカウントを発行していますので、必要に応じてリアルタイムに、どんどん更新できる仕組みです。
もちろん、なくなった事業所はデータベースから消しています。他のデータベースですと、「何年か前になくなったはず…」という事業所がまだ掲載されていることがあります。しかし、メステッサには現在利用できる事業所のみが掲載されています。
また、広告が出ないという点もメステッサの強みです。他のデータベースでは、全く近所でもない事業所が、PRとして上のほうに表示され、どこが近い事業所なのかわからない場合があります。メステッサには、そうした煩わしさがありません。
—— たしかに、障害特性などで一度に多くの情報を拾いやすい方にとっては、広告が多いと使いにくいですね。今後、メステッサに広告をつける予定はありますか?
竹井 特にありません。PRが上のほうにあると、どこを調べているのか分かりにくくなり、利便性が低くなってしまいますので。
メステッサの活用方法と事業所見学のポイント
—— メステッサは、いろいろな方法で検索し、各事業所の情報をチェックすることができます。使い方に迷う方もいらっしゃるかもしれません。例えば、どのような検索方法で事業所を探すとよいでしょうか?
竹井 現在の検索機能で言えば、路線検索がおすすめです。「どの路線を使うか」を中心に検索することで、通いやすい事業所を見つけやすくなります。
—— 路線検索で見つけた事業所で「見学したい」というところが見つかったら、どうすればよいですか?
竹井 お問い合わせフォームに入力してお送りいただくか、事業所のホームページからお問い合わせください。
何はともあれ、まずは行動を起こしていくことが大切です。まずは、見てみる。見学をしてみて、自分に合いそうな事業所であれば話を進めればいいですし、「これは違うな」と感じる場合はNOで。
就労移行支援事業所のご利用を検討されている方には、何はともあれ行動を起こしてみるということをおすすめしたいと思います。
—— 見学する際のポイントはありますか?
竹井 見学する際は、やはりその事業所の雰囲気が合うかどうかがポイントですね。これから1年、2年と通う所ですので、雰囲気が自分に合っているかどうかが重要です。直感重視でいいのではないでしょうか。「なんかちょっと…!」と思うのであれば、やめたほうがいいでしょう。
また、実績も大切です。自分が希望する職種への就職をしっかりサポートできる実績があるかも、確認すると良いでしょう。
—— 就労移行支援事業所によって多様な訓練プログラムがあります。例えば、「この事業所には自分に合ったプログラムがあるけれど、事業所の雰囲気全体が合わないかも…」と感じる場合、または逆の場合、どうすればよいでしょうか?
竹井 そこは、もやっとしている部分を、ぜひ事業所のスタッフにぶつけてください。そこで誠意ある回答が返ってくれば、きっといい事業所なのだと思います。もし、はぐらかすような感じであれば、それはちょっと難しいかなと思います。
—— 仮に自分に合うプログラムがあったとしても、その後のコミュニケーションなどに支障が出る可能性があるということですね。ルミノーゾの場合、見学に来られた方は、どのように過ごしていらっしゃいますか。
竹井 最初に状況の聞き取りであったり、ニーズであったり、今どうされていて今後どうなりたいのかなどを、しっかりうかがいます。そのあとで、「じゃあ、こういうことをしてみましょうか」とご提案するところから、スタートします。当日にプログラムへ参加することも可能です。
—— どういったプログラムに参加される方が多いですか?
竹井 それは、人それぞれです。比較的多いのは、「パソコンに自信がないので」ということで、少しパソコンをやってみたいという方です。他に、「コミュニケーションに自信がない」ということで、コミュニケーションのグループワークに参加してみようという方もいらっしゃいます。
—— ご自身がちょっと苦手だったり、伸ばしたいと思っていたりするところに関連するプログラムに参加して、事業所の雰囲気がご自身に合うか検討する、という流れでしょうか?
竹井 ええ、そうした流れの方が多いと思います。気になったら、どんどんメステッサを使って調べてみてください。
メステッサ経由で登録事業所にお問い合わせOK!
—— メステッサのリリースから約1年が経ちました。実際に利用をご検討中の方は、登録事業所にお問い合わせくださっていますか?
竹井 もちろんです。メステッサのお問い合わせフォームからお問い合わせいただいたケースもありますし、各事業所のホームページからお問い合わせいただいたケースもあります。
登録事業所の方からも、「問い合わせがきました。ありがとうございます」とおっしゃっていただきました。
—— ちなみに、民間企業で障害者雇用を進めたい事業主やご担当者の方が、「メステッサ登録事業所の利用者の方に面接に来てほしい」という場合、どこからお問い合わせいただけばよいでしょうか?
竹井 今のところ、メステッサから直接お問い合わせをいただく形は考えていませんが、「しごとマガジン」にあるフォームからお問い合わせいただけます。「求人をしたい」「求人に関する相談をしたい」というご相談が可能です。
「メステッサ」開発のきっかけ
—— 現在、株式会社シープでは、Webメディアとして「障がい者としごとマガジン」(以下、「しごとマガジン」を運営しています。その後、全国の就労移行支援事業所を検索できるデータベース「メステッサ(Mestessa)」を2022年2月にリリースしました。メディアの運営からメステッサ開発につながったきっかけなどは、あるのでしょうか?
竹井 「しごとマガジン」は、オウンドメディア的な位置づけです。当グループでは就労移行支援事業所ルミノーゾを手掛けており、そのオウンドメディアとして、有益な情報を発信しつつ、ブランディングできればという目的で展開してきました。
メディアの読者は、当事者の方と事業主さんが多い印象です。お問い合わせが多いのは、事業主さんですね。一方で、Twitterでは当事者の方が多く、「しごとマガジン」の記事別PVを見ても、当事者の方向けの記事のほうが多くなっています。
こうしたPVの伸びから、「しごとマガジン」を見てくださる方が増えてきたことがわかります。そこで、「より有益な情報をメディア上で展開できれば」と考えました。
さらに、初期の目的であるルミノーゾのブランディングやPRを考えるとともに、自分の所だけでなく、機構に加盟している他の就労移行支援事業所も一緒に紹介できればと思いました。そうすることで、九州や北海道など関東圏以外の読者の方にも、有益な情報をご提供できるからです。
—— 「選択肢が多い就労移行支援事業所選びにおいて、より有益な情報をお届けする」ために、メステッサを開発したのですね。開発はどのくらいかかりましたか?
竹井 話が始まってから半年くらいでしょうか。短く見積もって3カ月、最大半年です。開発を手掛けてくれた会社さんとは昔からの付き合いなので、こちらの要望もすぐに理解してくれました。
—— メステッサへの登録は、各事業所の方に「登録しませんか」とお声がけしている形ですか?
竹井 そうですね。直接こちらからお声がけする場合もありますし、新たに登録された事業所さんへは、機構さんから呼びかけていただいています。(お声がけした事業所は)ほぼ皆さん、登録してくださっています。
—— メステッサは、登録された事業所が自ら情報を発信するシステムですが、「どのような情報をどうアピールしたらよいか」という点についてアドバイスなどはしていますか?
竹井 今のところ、そこまではしていません。ただ、掲載する文面については、見本のようなものをご提供しています。その見本にあるような形で書かれる事業所さんは多いかなと思います。
—— 2023年7月現在、どのくらいの事業所が登録されていますか?
竹井 82事業所です。今後の登録事業所数については、我々がコントロールできない部分なので何とも言えません。しかし、毎年5〜6事業所は増えていますので、このペースなら将来的に100事業所くらいはいくのかなと感じています。
メステッサの今後の可能性
—— 就労移行支援事業所のご利用を検討中の方を対象としたメステッサですが、今後、どのように展開していきたいと考えていますか?
竹井 アイデアとしてあるのは、福祉関係の職について、各事業所の求人情報を扱うことです。
どこの業種もそうだと思いますが、今は人材不足という課題があります。我々の業界も、福祉職ということで、若い方に敬遠されることがありますので。
—— どのような職域の求人を掲載するイメージでしょうか?
竹井 生活支援員や就労支援員、それからサービス管理責任者ですね。特にサービス管理責任者は、実務要件が厳しいこともあって、いつも取り合いになっています。
メステッサにそのような方々が集まってきて、ファーストチョイスがメステッサの登録事業所になるとありがたい、と思います。メステッサで各事業所の雰囲気を見ていただければ、と。
福祉専門職の面白さを伝えるような発信も含め、求人のところに踏み込めればと考えています。
—— ありがとうございました。
メステッサの就労移行支援事業所は「おすすめ」ばかり!
メステッサ登録事業所は、利用者の方の目標・成果を大切にする事業所ばかりです。検索結果からたどれる各事業所の紹介ページには、事業所の写真、特徴、事業所スタッフからのメッセージなどを掲載。もちろん、各事業所の公式サイトや連絡先といった基本情報もあります。
さらに、各事業所の紹介ページの一番下には、お問い合わせフォームもあります。必要な情報について、選択肢や記入欄が設けられているため、「問い合わせたいけど、何を書いていいか分からない」と悩む必要もありません。
まずは「路線検索」などで、お近くの就労移行支援事業所を探してみてください。メステッサは、皆様の就労に向けた第一歩を応援しています。