2022/06/21
【障がい者による商品】札幌の春巻き専門店「ハルマキギャラクシー」アレンジ春巻きで子供にも大人気!
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札幌市にある春巻き専門店「ハルマキギャラクシー」では、就労継続支援事業所を利用している方々がユニークな春巻きを調理・販売しています。開店のきっかけ、人気メニュー、お店や公式サイトにある「顔」イラストに込められた思いなど、「ハルマキギャラクシー」ならではの魅力と取り組みを伺いました。
画像提供:株式会社ノースジニアス広報企画部
もくじ
札幌市の春巻き専門店「ハルマキギャラクシー」
札幌市を走る地下鉄南北線「北24条」駅から徒歩1分にある春巻き専門店「ハルマキギャラクシー」。多種多様な変わり種の春巻きを提供する同店はテレビ番組にも出演し、地元で大人気となっています。2022年の3月と4月は月間売上200万円を達成。2か月間でのべ4000名以上のお客様が来店し、完売する日も多くあります。
「ハルマキギャラクシー」での調理・販売を行っているのは、就労継続支援B型事業所「れのあGALAXY」利用者の方々です。2021年12月に開所し、現在は14名ほどが「ハルマキギャラクシー」の業務に携わっています。8割が精神障がいをもつ方で、身体障がいをもつ方、知的障がいをもつ方も。「ハルマキギャラクシー」と「れのあGALAXY」を運営するのは、NPO法人はなうたです。
「ハルマキギャラクシー」開店のきっかけは、利用者の方々に春巻き好きが多かったことと、北海道に春巻き専門店がなかったことでした。北海道初となる職種のパイオニアとして障がいをもつ方が社会と密接に関われる場を提供するため、「ハルマキギャラクシー」をオープンしました。
「れのあGALAXY」利用者の方々は、店頭での販売、裏方での具材の下ごしらえ・計量、具材を皮で巻く作業、春巻きの提供に必要な包装用品の組み立て、シール貼り、切り取り線入れなどを分担して行っています。
「ハルマキギャラクシー」人気メニュー3選 王道、スイーツ、 丼も!
春巻き専門店「ハルマキギャラクシー」では、王道から他店では味わえない変わり種まで10種類以上の春巻きを提供しています。その中から、人気No.1春巻きやお店のおすすめ春巻きをご紹介しましょう。
1番人気は王道春巻き「春雨GALAXY」
「ハルマキギャラクシー」で人気No.1を誇るのは、王道の春巻きである「春雨GALAXY」です。
「春雨GALAXY」は国産の豚肉を使った具だくさんの春巻き。春雨・豚肉・ニラ・にんじん・しいたけ・たけのこが入っています。
「ハルマキギャラクシー」の多種多様な春巻きを好きな方にも「やっぱり春雨が食べたくなる」というリピーターがいるようす。新規から常連まで、多くのお客様に愛される定番春巻きです。
おすすめNo.1のスイーツ春巻き「いちごブラウニー」
「春雨GALAXY」以外でお店がおすすめするのは、スイーツ春巻き。その中でも特に「いちごブラウニー」は、ぜひお試しいただきたい一品です。
「いちごブラウニー」の具材は、いちご煮・カスタードクリーム・ブラウニー・チョコレート。いちごとチョコレートの組み合わせはスイーツとして定番中の定番ですが、春巻きの具材にしても素晴らしいケミストリーを見せてくれます。パリッとした食感の中にひろがるいちごやチョコレートの甘みは、お子様にも大人気です。
他に、クリームチーズが好きな方におすすめの「りんごレアチーズ」、お店で人気No.2の「ごま団子」などもあります。
唯一無二! がっつり系春巻き「角煮丼」
「ハルマキギャラクシー」で最もユニークな春巻きといえば、「角煮丼」です。ゴロゴロとしたお肉とともに、角煮のタレで炊いたご飯も入っている“がっつり系春巻き”として、特に男性のお客様から愛されています。
小腹がすいたときに食べれば、一本で満足できるほどのボリューム感に驚くはず。ビールやハイボールによく合いますので、家飲み・宅飲みにもおすすめです。
「ハルマキギャラクシー」を運営する「NPO法人はなうた」の理念
画像提供:株式会社ノースジニアス広報企画部
北海道初の春巻き専門店「ハルマキギャラクシー」を運営するNPO法人はなうたは、2021年7月に多機能型支援事業所「就労継続支援れのあ」を開所して以来、障がいをもつ方の就労を支援してきました。
2021年11月から札幌市内に事業所数を増やし、現在では就労継続支援れのあ(多機能型)と3つのB型事業所を合計47名の方が利用しています。「ハルマキギャラクシー」の業務を担う利用者が通う「れのあGALAXY」は、2021年12月にオープンしました。
A型事業所では、印刷物のデザイン制作・PCの組み立て・HP制作や保守管理などのIT系業務を中心に担い、B型事業所ではOfficeソフトを使った入力・イラスト制作・アクセサリー制作・春巻き調理・清掃、その他軽作業を担っています。
はなうたの理念は、「みんなが“はなうた”を歌って過ごせるように」。楽しいとき、幸せなとき、気持ちが軽やかなときに自然と口ずさむように、手と手をとり、助け合うことで自然と「はなうた」を歌ってほしいという思いが込められています。
また、「ハルマキギャラクシー」の公式サイトや店舗で必ず目にする「顔」のイラストにも、2つの重要な意味があります。この「顔」のイラストは髪型やメガネなどがそれぞれ異なるため別人に見えますが、実はすべて同じ顔を使っているとのこと。お店で提供する多彩な春巻きの「見た目は一緒でも味はすべて異なる」という特徴を表現するとともに、障がいのある人もない人も同じ人間としてお互いに尊敬し合うという「多様性」も表現しています。
就労継続支援B型事業所「れのあGALAXY」での働き方
画像提供:株式会社ノースジニアス広報企画部
「ハルマキギャラクシー」の業務を担う「れのあGALAXY」の方々は、飲食業であるという責任のもと「お客様に食品を提供している」こと、「お客様に美味しく食べてもらう」ことを常に意識しながら業務にあたっています。
1日のスケジュールは利用者ごとに異なりますが、一例として以下のような流れで作業を行っています。
<れのあGALAXY 1日のスケジュール例>
時間 | 内容 |
9:30 | 出社 |
10:00〜
12:00 |
午前の作業
(調理・軽作業など) |
12:00〜
13:00 |
昼食
(利用者と職員で一緒に) |
13:00〜
15:00 |
午後の作業
(調理・軽作業など) |
15:00 | 終業 |
作業においては、利用者の隣に必ず支援スタッフがいて、いつでも質問・相談できる体制があります。過集中してしまう方もいるため、しっかり休憩を挟むようこまめに声かけをしているそうです。それぞれの利用者が決して無理をしないような環境整備を大切にしています。
利用者の方には、もともと一般就労で接客業をしていた方もいます。しかし、過度な緊張により一般企業での就労が難しくなってしまいました。「れのあGALAXY」を利用するようになってからは、緊張してしまってもしっかりフォローしてもらえるため、また接客業で働けるようになったとのこと。現在も「責任感をもって働けている」と語ってくれました。
「ハルマキギャラクシー」の春巻きを買う方法は?
春巻き専門店「ハルマキギャラクシー」は、札幌市にあるお店です。定休日は毎週月曜日で、それ以外は午前11時に開店。お近くの方は、ぜひ同店の美味しい春巻きを召し上がってみてください。
<ハルマキギャラクシー 店舗情報> 2022年5月現在
所在地 | 〒001-0024
札幌市北23条西4丁目2-30 |
営業時間 | 【火~木】11:00-20:00(L.O 19:30)
【金・土】11:00-22:00(L.O 21:30) 【日曜】11:00-18:00(L.O 17:30) |
定休日 | 毎週月曜日 |
アクセス | 地下鉄南北線 北24条駅から徒歩1分 |
公式サイト | 北海道初の春巻き専門店【ハルマキギャラクシー】 |
なお、今は店頭販売のみですが、インターネットでもお買い求めいただけるよう現在準備中とのこと。体制が整い次第、通販開始となりますので、直接店舗に行けない方も楽しみにしていてください。
取材協力・画像提供:
株式会社ノースジニアス広報企画部
特定非営利活動法人はなうた
※本記事では取材させていただいた株式会社ノースジニアス広報企画部様のご希望により、「障害」は「障がい」と表記しております。