【本大会中止】2020年度 第19回東京アビリンピック 競技ごとの無観客開催へ


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毎年開催されている東京アビリンピック。2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響で本大会の開催中止が決定したものの、競技ごとの無観客開催で実施する予定となっています。

2020年度の東京アビリンピック(東京障害者技能競技大会)本大会中止

2021年2月に開催予定だった第19回東京アビリンピックですが、東京都での新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言により開催が3月6日(土)に延期。しかし、緊急事態宣言の期間が延長されたため、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)は本大会中止を決定しました。

東京アビリンピックは、東京都小平市にある東京障害者職業能力開発校および職業能力開発総合大学校で実施されてきました。例年、競技後は表彰式が行われ、競技成績が優秀であると認められた選手や支援者が歓声を上げる姿が見られます。

2020年度は感染症拡大防止として密集・密接・密着を避けるため式典の開催は行わないとしていましたが、本大会自体を中止することになりました。

競技大会は競技ごとに無観客で開催予定

多くの人が集まる本大会の開催は中止されたものの、競技自体は無観客で個別に実施する方向で調整が進められています。

選手の受付から競技、表彰について、感染症拡大防止対策として次のような流れになる見込みです。

【体調管理と参加不可の条件】

  • 参加希望者は、毎日検温や体調管理を行う
  • 当日、体調不良の方は参加不可(発熱、咳、倦怠感等)
  • 開催日の14日前以降に新型コロナウイルス感染症に感染された方、感染者との濃厚接触が疑われる方など、医師等から自宅待機等を指示されている方は、来場しないこと

【受付】

  • 選手は競技開始時刻までに直接競技会場に入る
  • 会場内ではマスクを着用
  • 競技会場で競技ごとに選手の受付を行う
  • 受付後、競技会場でゼッケン等を着用する

【競技】

  • 競技時間を短縮する
  • 参加者が多い種目は時間帯を分けて選手を招集する
  • 選手以外は競技会場への入室不可(介助者・引率者は別室で待機)
  • 専用の見学スペースは設けない
  • 競技終了後は速やかに帰宅する

【表彰】

  • 式典や当日の成績発表は行わない
  • 競技結果は、東京都およびJEED東京支部ホームページに掲載する
  • 入賞者に対するメダル・賞状等の授与は、後日、郵送等により行う

競技の実施方法等については、JEED東京支部のホームページや参加選手あての電話・メール等で伝えられる予定です。

2020年度の種目・定員と競技時間

第19回東京アビリンピック本大会は中止となりましたが、各競技は個別に実施されます。

実施予定の種目は以下の14種目。定員数が多い種目については、何回かに分けて競技が実施される可能性があります。競技時間については2020年2月下旬時点で公表されているものです。

【競技種目と定員数(競技時間)】

  • ワード・プロセッサ 10名(90分)
  • DTP 10名(105分)
  • ホームページ 5名(90分)
  • 表計算 10名(80分)
  • データベース 5名(90分)
  • 建築CAD 5名(90分)
  • オフィスアシスタント 15名(約100分)
  • ビルクリーニング 14名(10分)
  • 喫茶サービス 15名(1名あたり10分以内)
  • 製品パッキング 5名(約95分)
  • ネイル施術 5名(70分)
  • フラワーアレンジメント 5名(70分)
  • パソコン操作 10名(60分)視覚障害者のみ
  • パソコンデータ入力 10名(90分)知的障害者のみ

特に注意が必要なのは、毎年同じ課題で実施してきたビルクリーニング。通常は2つの課題があり、それぞれ7分と10分の競技時間で技能を競ってきました。しかし、2020年度東京大会では、「弾性床清掃及び机上清掃」の1課題(競技時間10分)のみで実施されます。

各種目の課題内容や競技時間に関する最新情報は、JEED東京支部などの公式サイトでご確認ください。

【参考】
第19回東京障害者技能競技大会(東京アビリンピック)|JEED 東京支部

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