2023/11/23
10月21日・28日「アビリンピック神奈川2023」開催!大会結果と入賞者の所属企業
本ページはプロモーションが含まれています
2023年10月21日・28日の2日間に、障害者技能競技大会の地方大会である「アビリンピック神奈川2023」が開催されました。感染症対策を行った上で一般来場者も現地で応援できる体制のもと、11競技種目で24名の選手が入賞。大会の概要と入賞した選手の所属企業をご紹介します。
「アビリンピック神奈川2023」11競技種目で24名が入賞
2023年10月21日(土)と28日(土)、神奈川県にある関東職業能力開発促進センターおよび神奈川障害者職業能力開発校で、「アビリンピック神奈川2023」が開催されました。
今回行われた競技は、機械CADやワード・プロセッサ、表計算、ビルクリーニングなど11の競技種目。合計24名の選手が、入賞としました。
入賞者が多かった競技は、ワード・プロセッサ、表計算、ビルクリーニング、製品パッキング、オフィスアシスタントの5つです。他方、DTP、機械CAD、電子機器組立、喫茶サービスでは、1名のみの受賞となりました。
【令和5年度 第21回神奈川障害者技能競技大会 入賞者の概要】
競技種目名 |
定員 | 金賞 | 銀賞 | 銅賞 | 努力賞 |
DTP | 5名 | – | ○ | – | – |
機械CAD | 5名 | – | ○ | – | – |
電子機器組立 | 3名 | ○ | – | – | – |
ワード・プロセッサ | 8名 | ○ | ○ | ○ | – |
ホームページ | 5名 | ○ | ○ | – | – |
ビルクリーニング | 14名 | ○ | ○ | ○ | ○ |
表計算 | 5名 | ○ | ○ | ○ | – |
パソコンデータ入力 | 10名 | ○ | ○ | – | – |
喫茶サービス | 10名 | ○ | – | – | – |
製品パッキング | 10名 | ○ | ○ | ○ | – |
オフィスアシスタント | 15名 | ○ | ○ | ○ | – |
入賞選手が所属する企業
今大会で見事入賞を果たした選手24名の多くが、企業等で働いています。その所属企業等は、以下の通りです。
【今大会の入賞者が所属する企業等】
企業等の名称 | 入賞した競技種目 |
富士ソフト企画株式会社 | DTP 銀賞
機械CAD 銀賞 ワード・プロセッサ 銀賞・銅賞 表計算 銀賞 |
アマノ株式会社 | 電子機器組立 金賞 |
太陽油脂株式会社 | ワード・プロセッサ 金賞 |
一般社団法人 就労支援協会
JOB PLACE COZY |
ホームページ 金賞・銀賞 |
株式会社日立ゆうあんどあい | ビルクリーニング 金賞・銅賞
オフィスアシスタント 金賞 |
古河ニューリーフ株式会社 | ビルクリーニング 銀賞 |
株式会社ボイス | ビルクリーニング 努力賞 |
東芝ウィズ株式会社 | ビルクリーニング 努力賞 |
第一生命チャレンジド株式会社 | 表計算 銅賞 |
株式会社バンダイナムコウィル | パソコンデータ入力 銀賞
オフィスアシスタント 銀賞・銅賞 |
公益財団法人 横浜市知的障害者育成会
marine blue |
喫茶サービス 金賞 |
株式会社スタンレーウェル | 製品パッキング 金賞 |
日総ぴゅあ株式会社 | 製品パッキング 銀賞 |
リコーエスポアール株式会社 | 製品パッキング 銅賞 |
入賞者所属企業等の取り組み事例
今大会で入賞した選手が所属する企業等には、障害者雇用事例として有名な企業が複数あります。
例えば、富士ソフト企画株式会社や第一生命チャレンジド株式会社は、障害者雇用の取り組みで、たびたび取り上げられてきました。両社とも、令和5年度の障害者雇用優良事業所等の独立行政法人高齢・障害・求職者支援機構理事長賞や努力賞において、従業員の方が「優秀勤労障害者」として表彰されています。
当マガジンでも、富士ソフト企画株式会社と第一生命チャレンジド株式会社の取り組みをご紹介しています。詳しくは、以下の関連記事をご覧ください。
(関連記事)
【合理的配慮好事例・第10回】精神障害者のキャリアアップには人事制度の見直しと本人の意欲向上がポイント【障害者雇用】
【合理的配慮好事例第16回】チーム制導入で作業能率アップに成功! 自信や意欲向上にも
公益財団法人横浜市知的障害者育成会でも、「優秀勤労障害者」として同会の方が理事長賞を受賞。同会の「ワーキングセンター」では、清掃や植栽管理、売店の運営などを手掛けており、「かながわ障害者雇用優良企業」として、神奈川県からインタビューも受けています。
【参考】
障害者雇用優良企業インタビュー(公益財団法人横浜市知的障害者育成会)[No.64]
いずれの企業にもいえることは、従業員の障害特性や障害の状況に応じて、職域や働き方を調整していることです。業務内容、職場環境、労働時間などを柔軟に調整することで、安定した就労を実現してきました。
障害者雇用の先進事例には、多くの企業が直面している個々の課題を乗り越えるヒントがあります。地方アビリンピックで活躍している選手や、その所属企業等の取り組みを参考に、より多くの方が自身の能力を発揮して働ける職場づくりを進めていきましょう。
【参考】
第21回神奈川県障害者技能競技大会~アビリンピック神奈川2023~|JEED神奈川支部