2020/07/24
障害者雇用とは?障害者雇用で働くメリットや求人の探し方を紹介
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障害のある方が働く場合、通常の雇用(一般雇用)のほかに「障害者雇用」があります。障害者雇用とは障害者を対象にした特別な採用枠のことで、近年の法定雇用率の引き上げに伴い障害者雇用を実施する企業などが増えてきました。今回は、障害者雇用のメリットや障害者雇用の求人の探し方について紹介します。
障害者雇用とは?
障害所雇用とは、一般雇用では十分な就労の機会を得にくい障害者を対象にした特別な採用枠のことです。一般雇用とは異なる採用基準を設け、職場環境や業務内容も障害者に配慮されたものとなっています。
国は「障害者雇用促進法」と呼ばれる法律によって企業や地方公共団体などに一定の割合で障害者を雇用すること(法定雇用率)を義務付けています。現在では障害の種類にかかわらず、すべての障害者を雇用することが義務付けられています。
障害者雇用のメリットとデメリット
障害者雇用のメリットとして、障害を持ちながら就労できる機会が増える点、障害に配慮して働ける点が挙げられます。
障害者雇用では、企業側も障害者を採用するために採用活動を進めることから、障害を持っていること自体がハンデになりません。そのため、一般雇用よりも就労できる機会が増えます。
また、障害の特性に応じて職場環境や業務内容、業務時間などを配慮してもらえるため、入社後も安心して働ける点がメリットです。
一方、企業側が法定雇用率を達成するためや企業イメージをアップさせるためなど、表向きの理由のみで障害者雇用を行っている場合には、十分な配慮を受けられなかったり一般雇用の社員と待遇面などで大きな格差があったりといったデメリットが生じることもあります。
障害者雇用の求人の探し方
障害者雇用の求人を探すには、主にハローワークの障害者支援窓口や就労移行支援事業所、障害者雇用に特化した民間のエージェントなどを活用する方法があります。
このような障害者を対象にした就職支援サービスは障害者雇用の求人を紹介してくれるだけでなく、応募書類の書き方のアドバイスや面接対策、相談、職業訓練、入社後のサポートなども行っています。そのため一人で就職活動を行うよりもさまざまなサポートを受けられ、安心して就職活動を行えます。
ただし、障害者雇用枠で応募する場合には障害者手帳を取得していることが条件となっています。障害者雇用での就労を目指しているものの手帳をまだ持っていない場合には、手帳の取得から始めましょう。手帳の取得方法については、障害について診療を受けている医療機関や市区町村の窓口で相談することをおすすめします。
障害者雇用で、障害があっても自分らしく働く
障害があっても、適切なサポートがあれば障害のない人と同様に今までの経験や能力などを生かして働くことは十分に可能です。障害者雇用を行っている企業の中には、障害者のキャリアプランをしっかりと考えて、キャリアアップをサポートしてくれるところも多くあります。
また、ハローワークなどの障害者雇用での就労を支援してくれる機関を活用することで、障害を持って就労する際の困りごとを解決しながら就職活動を進めることも可能です。障害者雇用で働きたいと思ったら、お近くのハローワークや就労移行支援事業所、障害者専門のエージェントに相談してみましょう。