横浜市は柔道競技で注目のアルジェリア代表パラリンピック事前キャンプ地に


横浜市

東京オリンピック、パラリンピックが新型コロナウィルスの影響で1年延期になりました。中止とはならなかったので、1年後にパラリンピアンの皆さまとお会いできるのを楽しみにしつつ、コロナウィルスと戦っていきましょう。

前回に引き続き横浜市で事前キャンプを行う国からアルジェリアをピックアップします。

→前回の記事:横浜市はパラ陸上競技の強豪チュニジア代表の東京パラリンピック事前キャンプ地に

アルジェリアは、前回紹介したチュニジアの西隣の国で、こちらも地中海に面しています。地中海を挟んでフランスの南に位置します。

アルジェリアの位置

陸上競技が強いアルジェリアだが、注目は柔道

アルジェリアも過去のオリンピックでは陸上競技でメダルを獲得しています。パラリンピックでも同じ流れで、前回のリオパラリンピックでも金メダルはすべて陸上競技となっています。

1500m男子(クラスT12/13) アブドゥルラティフ・バカさん
1500m男子(クラスT45/46) サミール・ヌイウアさん
砲丸投げ女子(クラスF33) アスマハン・ブージャダールさん
円盤投げ女子(クラスF56/57) ナシマ・サイフィさん

陸上競技は前回のアルジェリア編で紹介しましたので、それ以外で注目したいのが柔道です。前回のリオパラリンピックでは、女子52kg級でシェリン・アブドゥッラウイさんが銅メダルを獲得しています。オリンピックで見ても2008年の北京オリンピックで銀1、銅1を獲得しており、柔道に力が入っているのが分かります。

パラ柔道、日本は苦戦

柔道といえば日本!と思いたくなりますが、パラリンピックで見ると、あまり芳しい成果は上げられていません。前回のリオパラリンピックでは、男子60kg級で銀(廣瀬誠さん)、同66kg級で銅(藤本聰さん)、同100kg超級で銅(正木健人さん)、女子57kg級で銅(廣瀬順子さん)にとどまり、金メダルを獲得できていません。

実は、廣瀬順子さんの銅メダルは、パラリンピックの柔道競技で日本の女性選手が初めて獲得したメダルでもあります(パラリンピックで柔道が正式種目になった2004年のアテネパラリンピック以来)。

日本でも苦戦をしているパラ柔道で、アルジェリアのシェリン・アブドゥッラウイさんが銅メダルを獲得しているのは、注目に値します。

視覚障害者が対象だが、障害クラス分けがない柔道

視覚障害者が対象で障害クラス分けがない柔道

パラリンピックの柔道は視覚障害者のみが対象です。通常、視覚障害者は全盲(B1)~弱視(B3)でクラスが分かれたり、アイマスクをしたりして障害の度合いを調整しますが、柔道では関係ありません。オリンピックと同じように体重の階級別となっています。

ルールもほとんど同じですが、スタート時に袖と襟をつかみ、組んだ状態で始まるのが大きな違いです。組み方には手の位置などに細かい規定があり、一度組み合ったら、主審が「はじめ」を宣告するまでそのまま待ちます。動いてしまうと「指導」が与えられます。試合中に両手が離れた場合は「待て」がかかり、組んだ状態で再開になります。また、試合中にコーチから指示を与えることもできます(オリンピックでは不可)。

組んだ状態からスタートするため、試合の動きはスタートした瞬間から目が離せなくなります。「はじめ」の合図直後に、技の掛け合いが始まり、一瞬で一本が決まってしまうこともあるからです。選手は組んだ手から相手の力の入り具合を感じ、息遣いから相手の状況を感じ、技を繰り出します。選手は視覚障害がありますが、動きは激しく、場外まで出てしまうこともあります。常に組んだ状態なので、一瞬の気のゆるみが勝敗を分かつことになり、不利な体制でも大技が決まることもあります。その点では、より精神力が試されることになるといえるでしょう。

まとめ

  • アルジェリアは陸上だけでなく柔道にも注目
  • 柔道は視覚障害者のみだが、障害のクラス分けがない
  • 「はじめ」から技の応酬になり、一本の大技が出る興奮も味わえる
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