パリ2024パラリンピックの競技・日程、開会式は8月28日


本ページはプロモーションが含まれています

2024年8月28日から9月8日までの12日間にわたり、パリ2024パラリンピックが開催されます。日本の選手たちも多数の競技に出場予定。大会日程、日本代表選手が出場する競技の種目別日程をまとめてお伝えします。

開会式は8月28日(日本時間8月29日 午前3:00〜6:00)

8月28日(水)、いよいよパリ2024パラリンピックが始まります。開会式は日本時間で8月29日(木)の 午前3:00〜6:00。パリの名所、コンコルド広場とシャンゼリゼ通りでの開催です。NHKでライブ中継が行われる予定です。

今回のパリ2024パラリンピックで授与されるメダルにはエッフェル塔の鉄片が使われているとのこと。裏面にはルイ・ブライユ発明のユニバーサル書体「ブライユ点字」で「パリ」と「2024」と刻まれ、パリならではのメダルとなっています。

パリ2024パラリンピック全競技日程

パリ2024パラリンピックの競技日程は、下の通りです。いずれも現地時間8月29日以降に予選などが行われ、競技によっては閉会式がある9月8日にも競技が行われます。

開催時間は、日本時間で夕方から夜となります。

日本代表選手が出場する競技の日程・種目・競技ルール

今回、多くの競技に日本代表選手が出場します。特に水泳・陸上競技は選手数が多く、連日メダルが決定する見逃せない競技。パリ2024オリンピックで話題となった射撃や柔道、パラスポーツとして人気の高いボッチャなども、ぜひチェックしてみてください。

以下に、日本代表選手が出場する競技に絞って、競技日程とルールの概要をまとめました。

日本代表選手が出場する競技一覧】
※競技名をクリックすると、各競技のルール・日程をすぐにご覧いただけます

アーチェリー カヌー 車いすテニス 車いすバスケットボール
車いすフェンシング 車いすラグビー ゴールボール 自転車
射撃 柔道 水泳 卓球 テコンドー
トライアスロン 馬術 バドミントン パワーリフティング
ブラインドフットボール ボッチャ 陸上競技 ローイング

 

アーチェリー

「アーチェリー」は、8月29日〜9月5日の日程で競技が行われます。3人の日本代表選手が出場予定です。

種目には、男女別の個人戦で3種目、チーム戦で3種目があります。クラスごとに種目が分かれており、矢が当たった場所に応じて1射ごとに最大10点が加算されるルールです。

選手が属するクラスは障害の種類・程度に応じた3つのクラス(W1/W2/ST)。障害によっては、足や口、あるいは補助道具を使って射ることが認められています。

  • W1:車いす使用(四肢麻痺など)の選手
  • W2:車いす使用(胸・腰髄損傷など)の選手
  • ST:立位または椅子使用(上肢・下肢障害)の選手

各種目の競技ルールの概要は、下表のとおりです。

【アーチェリーの競技ルール】

種目名 競技ルールの概要
リカーブ
(個人/団体)
一般的なアーチェリーの弓を使って、的を狙って射る
W2またはSTの選手が参加
コンパウンド
(個人/団体)
先端に滑車がついた弓(パラリンピック独自の弓)を使って、的を狙って射る
W2またはSTの選手が参加
W1
(個人/男女ペア)
リカーブかコンパウンドの弓を使い、的を狙って射る
W1の選手が参加

日本代表選手のクラスは、3人ともW2(男子・女子)となっています。

カヌー

「カヌー」は、9月6日〜9月8日の日程で競技が行われます。4人の日本代表選手が出場予定です。

種目は、男女別に各5種目の個人戦があります。大きく分けて「カヤック」と「ヴァー」があり、カヤックに3種目、ヴァーに2種目があります。

選手が属するクラスは障害の程度に応じた2〜3つのクラス(1/2/3)です。いずれも下肢障害の選手が対象で、1が最も障害の重いクラスとなっています。障害に応じて、各選手が自分に合った座面を使う点が、カヌー競技の特徴です。

各種目の競技ルールの概要は、下表のようになっています。

【カヌーの競技ルール】

種目名 競技ルールの概要
カヤック・KL1 両端にブレードがついたパドルを左右交互に漕ぎ、200mのスプリントで着順を競う
クラス1の選手が参加
カヤック・KL2 両端にブレードがついたパドルを左右交互に漕ぎ、200mのスプリントで着順を競う
クラス2の選手が参加
カヤック・KL3 両端にブレードがついたパドルを左右交互に漕ぎ、200mのスプリントで着順を競う
クラス3の選手が参加
ヴァー・VL2 浮き具がついた「アウトリガー」というカヌーと、片側にだけブレードがついたパドルを使用し、左右どちらか一方を漕いで200mの着順を競う

クラス2の選手が参加

ヴァー・VL3 浮き具がついた「アウトリガー」というカヌーと、片側にだけブレードがついたパドルを使用し、左右どちらか一方を漕いで200mの着順を競う

クラス2の選手が参加

日本代表選手は、KL1(男子・女子)、KL2(女子)、VL2(女子)に出場予定です。

車いすテニス

「車いすテニス」は、8月30日〜9月7日の日程で競技が行われます。8人の日本代表選手が出場予定です。

種目には男女別の「シングルス」と「ダブルス」、男女混合(クアード)の「シングルス」と「ダブルス」があります。男女別のシングルス、ダブルスは下肢障害のある選手が出場。クアードは三肢以上の障害がある選手が出場する種目で、頸椎損傷の選手が多く見られます。

各種目の競技ルールの概要は、下表のようになっています。

【車いすテニスの競技ルール】

種目名 競技ルールの概要
シングルス
(男女別)
ツーバウンド以内で返球するルールで、1対1で得点を競う
下肢障害の選手が参加
ダブルス
(男女別)
ツーバウンド以内で返球するルールで、2対2で得点を競う
下肢障害の選手が参加
シングルス
(クアード)
ツーバウンド以内で返球するルールで、1対1で得点を競う
三肢以上の障害がある選手が参加
ダブルス
(クアード)
ツーバウンド以内で返球するルールで、2対2で得点を競う
三肢以上の障害がある選手が参加

日本からは、男子シングルス・ダブルス、女子シングルス・ダブルスで活躍してきた選手が出場します。

車いすバスケットボール

「車いすバスケットボール」は、8月29日〜9月8日の日程で競技が行われます。日本からは女子チームが出場予定です。

選手の障害に応じたクラス別の対戦はないが、障害の程度に合わせて「持ち点」があり、試合中にコートに入る5人について、持ち点の合計が14点以内でなければなりません。障害が重い選手ほど持ち点が小さくなります。例えば、持ち点1.0の選手の場合、腹筋・背筋の機能が働かず、体幹を保持したり姿勢を戻したりする際に上肢を使わなければならない程度の障害とされます。

また、ゲームは10分間ずつ4回に分けて行われ、第2ピリオドと第3ピリオドの間にハーフタイムが設けられています。

各種目の競技ルールの概要は、下表の通りです。

【車いすバスケットボールの競技ルール】

種目名 競技ルールの概要
男子 コートやゴールの高さは一般的なバスケットボールと同様
ボールを持ったまま車いすを漕ぐ(プッシュ)のは連続2回までで、ダブルドリブルの適用はなし
コートに入れる選手5名の内訳は、持ち点の合計が14点以内でなければならない
時間内により多くの得点を獲得したチームが勝利
女子

今回の日本代表女子チームは、

  • 1.0クラス…2名
  • 1.5クラス…2名
  • 2.5クラス…4名
  • 3.0クラス…1名
  • 4.0クラス…1名
  • 4.5クラス…2名

で構成されたチームです。

車いすフェンシング

「車いすフェンシング」は、8月3日〜9月7日の日程で競技が行われます。4人の日本代表選手が出場予定です。

種目には男女別・チーム戦それぞれに「フルーレ」「エペ」「サーブル」の3種目があります。障害の程度に応じて「カテゴリーA」「カテゴリーB」に分かれた個人戦と、男女別チーム戦が実施されます。カテゴリーAは相対的に障害が軽い選手、カテゴリーBは障害が重い選手が振り分けられるクラスです。

各種目の競技ルールの概要は、下表のようになっています。

【車いすフェンシングの競技ルール】※日本代表選手出場種目のみ記載

種目名 競技ルールの概要
エペ
(個人戦・チーム戦)
上半身を突いて得点を競う
男女別に個人戦とチーム戦が行われる
個人戦は障害の程度によりカテゴリーAまたはBに分かれて競う
フルーレ
(個人戦・チーム戦)
上半身のうち、胴体のみを突いて得点を競う
男女別に個人戦とチーム戦が行われる
個人戦は障害の程度によりカテゴリーAまたはBに分かれて競う
サーブル 上半身を突いて斬ることで点を得る
男女別に個人戦が行われる
個人戦は障害の程度によりカテゴリーAまたはBに分かれて競う

日本からは、カテゴリーAの選手(男子)とカテゴリーBの選手(男子・女子)が出場します。

車いすラグビー

「車いすラグビー」は、8月29日〜9月2日の日程で競技が行われます。12人の日本代表選手が出場予定です。

車いすラグビーの最大の特徴は、車いす同士がぶつかるタックルができること。そのため、競技用車いすは非常に頑丈に作られています。コンパクトな形状の攻撃型車いすと、相手選手をブロックしやすい守備型車いすの2種類があります。

試合に使われるボールは、通常のラグビーボールとは異なり、バレーボール球のように丸い形です。

種目は1種類のみで、男女混合チームで戦います。

車いすラグビーも、車いすバスケットボールと同様に障害の程度に応じて各選手に持ち点があります。最も重い障害の選手に与えられる0.5から、最も軽い障害の選手に与えられる3.5の7クラスです。コートにいる4人の持ち点合計が8.0点以内でなければなりません。

車いすラグビーの競技ルール概要は、下表の通りです。

【車いすラグビーの競技ルール】

種目名 競技ルールの概要
男女混合 4対4で試合が行われ、選手交代に制限はない
コートにいる4人の持ち点合計が8.0点以内でなければならない
投げる・打つ・ドリブルする・転がすなどの方法でボールを運ぶ(膝にのせて運ぶ際は10秒に1回ドリブルかパスが必要)
前方へのパスが認められている
ボールを持ったまま2つのパイロンの間にあるトライラインを越えると得点する

今回の日本代表チームは、

  • 0.5…2名
  • 1.0…3名
  • 1.5…1名
  • 2.0…2名
  • 3.0…3名
  • 3.5…1名

で構成されています。

ゴールボール

「ゴールボール」は、8月29日〜9月5日の日程で競技が行われます。男女それぞれ6人の日本代表選手が出場予定です。パラリンピックにしかない球技で、視覚障害者のみが参加します。

種目は男女別のチーム戦です。バスケットボールと同じ大きさで、内側に鈴が入ったボールを使用します。コートに入れるのは1チーム3人。選手全員が目隠し(アイシェード)をした上で、視覚を使わずにプレーします。

ゴールボールでは、攻撃の際は起き上がってボールを投げますが、守備では寝転がった状態でゴールを守らなければなりません。さらに、守備側の選手はボールに触れてから10秒以内にセンターラインを越えるよう投げ返さなければならず、攻撃側の選手はボールを投げたあとに守備側に不利となるような音を出してはいけないというルールもあります。

当然、攻撃側の監督やコーチも、タイムアウト中でない限りコートに向かって指示を出すことは認められません。

コートに引かれたラインには凹凸があり、触れてわかるよう工夫されている点も特徴です。

各種目の競技ルールの概要は、下表のようになっています。

【ゴールボールの競技ルール】

種目名 競技ルールの概要
男子 鈴の入ったボールを転がすように投げ合う
相手ゴールにボールを入れたら得点となる
前・後半それぞれ12分で戦う
女子

自転車

「自転車競技」は、8月29日〜9月1日、および9月4日〜9月7日の日程で競技が行われます。4人の日本代表選手が出場予定です。

種目は、大きく分けてロードレースとトラックレースの2種類です。

選手のクラスには4種類があり、アルファベットと数字でクラス名が付けられています。数字は、小さいものほど障害が重いことを意味します。

体幹の障害や重度の麻痺がある場合は三輪自転車、視覚障害のある選手はタンデム、下肢などに障害がある場合は手こぎ自転車(ハンドバイク)を使って競技を行う点が、パラリンピック自転車競技の特徴です。

【パラリンピック・自転車の選手のクラス】

クラス名 障害の状態 使用自転車
C1〜C5 切断・麻痺などの四肢障害 通常の二輪自転車
T1〜T2 体幹に障害のある重度の麻痺 三輪自転車
(トライシクル)
B 視覚障害 2人乗り自転車
(タンデム)
H1〜H5 切断・麻痺などの下肢に重度の障害 手こぎ自転車
(ハンドバイク)

各種目の競技ルールの概要は、下表のようになっています。

【自転車の競技ルール】

種目名 競技ルールの概要
ロード ロードレース 数十kmある舗装路を走り、着順を競う
C・T・B・Hのクラスで実施
タイムトライアル 選手が時間差で一人ずつスタートし、コースの走破タイムを競う
C・T・B・Hのクラスで実施
チームリレー 男女混合によるチームリレー
選手の性別・クラス別に持ち点があり、1チーム6点以内となる構成で戦う
Hクラスのみ実施
トラック タイムトライアル 指定された距離の走破タイムを競う
B・Cクラスで実施
インディビジュアルパーシュート 3〜4kmの指定距離を走る
予選は走破タイムで競い、準決勝以降は1対1の勝ち抜き戦で競う
正面と向こう正面からそれぞれスタートし、反対側からスタートした選手を追い抜く、または先に指定距離を走破した選手が勝利する
B・Cクラスで実施
チームスプリント 1チーム3人で構成される男女混合チームで、指定距離の走破タイムを競う
選手の性別・クラス別に持ち点があり、1チーム10点以内となる構成で戦う
Cクラスのみ実施

日本からは、

  • C2…1名(男子)
  • C3…2名(男子・女子)
  • B…1名(男子)

が出場予定です。

射撃

「射撃」は、8月30日〜9月5日の日程で競技が行われます。3人の日本代表選手が出場予定です。

パラリンピックの射撃競技では、銃の種類(エアライフル/ライフル/エアピストル/ピストル)や射撃体勢によって計13種目があり、的との距離は50m、25m、10mの3種類があります。

選手のクラス分けは「SH1」「SH2」の2種類です。

  • SH1…下肢のみの障害がある選手
  • SH2…上肢を含む障害がある選手

各種目の競技ルールの概要は、下表のようになっています。

【射撃の競技ルール】

種目名 競技ルールの概要
R1/R2 10mエアライフル立射 SH1で男女別競技(男子はR1、女子はR2)
立射で計60発の合計得点を競う
R3 10mエアライフル伏射 SH1の男女混合競技
伏射で合計60発の合計得点を競う
R4 10mエアライフル立射 SH2の男女混合競技
立射で計60発の合計得点を競う
R5 10mエアライフル伏射 SH2の男女混合競技
伏射で計60発の合計得点を競う
R6 50mライフル伏射 SH1の男女混合競技
伏射で計60発の合計得点を競う
R7/R8 50mライフル三姿勢 SH1の男女別競技(男子はR7、女子はR8)
膝射・伏射・立射の各40発で合計得点を競う
R9 50mライフル伏射 SH2の男女混合競技
伏射で計60発の合計得点を競う
P1/P2 10mエアピストル SH1の男女別競技(男子はP1、女子はP2)
計60発の合計得点を競う
P3 25mピストル SH1の男女混合競技
計60発の合計得点を競う
P4 50mピストル SH1の男女混合競技
計60発の合計得点を競う

日本からは、

  • SH1…1名(男子)
  • SH2…2名(女子)

が出場します。

柔道

「柔道」は、9月5日〜9月7日の日程で競技が行われます。6人の日本代表選手が出場予定です。

パラリンピックの柔道に出場する選手は、皆、視覚障害の選手です。ほとんどのルールは他の柔道と同じですが、選手が互いに相手と組んでから試合が始まる点に特徴があります。試合の途中で選手同士が離れた場合も、中央で組み直してから再開します。

選手のクラスは、障害の程度・体重別に男女各8クラス。J1は全盲、J2は弱視の選手のクラスとなっており、それぞれ4階級あります。

各種目の競技ルールの概要は、下表のようになっています。

【柔道の競技ルール】

種目名 競技ルールの概要
男子 障害の程度(J1/J2)と体重(4階級)に選手をクラス分けして男女別に実施
選手が違いに組み合った状態で試合が開始・再開される
基本的に「場外」は適用されず、場外の場合は審判が選手に声をかける
女子

日本からは、

  • 男子
    • J1・73kg級…1名
    • J2・73kg級…1名
  • 女子
    • J1・48kg級…1名
    • J1・70kg級…1名
    • J2・57kg級…1名
    • J2・70kg級…1名

が出場予定です。

水泳

「水泳」は、8月29日〜9月7日の日程で競技が行われます。22人の日本代表選手が出場予定です。

水泳は、オリンピックとともに日本が多くのメダルを獲得してきた競技の一つ。選手は16のクラスに分けられ、種目数も非常に多いのが特徴です。飛び込みでのスタートとともに、下肢障害のある選手は水中からスタートすることができます。

視覚障害のある選手は、アシスタントに「タッパー」という先端が丸くなっている棒で頭を叩かれることで、ターンやフィニッシュ近づいたことを知るという仕組みもあります。

【パラリンピック・水泳競技 選手のクラス分け】

クラス 障害の種類・概要
1〜10 肢体不自由・数字が小さいほど重度
11〜13 視覚障害・数字が小さいほど重度
14 知的障害

また、泳法別にアルファベット表記が用いられており、選手のクラスを表す数字と組み合わせて種目が定義されています。例えば、SB2の場合は「クラス2の平泳ぎ」という意味です。

【パラリンピック・水泳競技 泳法の記号】

  • S…自由形・背泳ぎ・バタフライ
  • SB…平泳ぎ
  • SM…個人メドレー

各種目は、下表の通り。「50m自由形」など大きな分類の種目が、さらにクラス別に実施されます。

【水泳のクラス・競技ルール】

種目名 個人
男子の実施クラス 女子の実施クラス
50m自由形 S3/S4/S5/S7/S9/S10/S11/S13 S4/S6/S8/S10/S11/S13
100m自由形 S4/S5/S6/S8/S10/S12 S3/S5/S7/S9/S10/S11/S12
200m自由形 S2/S3/S4/S5/S14 S5/S14
400m自由形 S6/S7/S8/S9/S11/S13 S6/S7/S8/S9/S10/S11/S13
50m背泳ぎ S1/S2/S3/S4/S5 S2/S3/S4/S5
100m背泳ぎ S1/S2/S6/S7/S8/S9/S10/S11/S12/S13/S14 S2/S6/S8/S9/S10/S11/S12/S13/S14
50m平泳ぎ SB2/SB3 SB3
100m平泳ぎ SB4/SB5/SB6/SB8/SB9/SB11/SB13/SB14 SB4/SB5/SB6/SB7/SB8/SB9/SB11/SB12/SB13/SB14
50mバタフライ S5/S6/S7 S5/S6/S7
100mバタフライ S8/S9/S10/S11/S12/S13/S14 S8/S9/S10/S13/S14
150m個人メドレー SM3/SM4

 

SM4
200m個人メドレー SM6/SM7/SM8/SM9/SM10/SM11/SM13/SM14 SM5/SM6/SM7/SM8/SM9/SM10/SM11/SM13/SM14
種目名 実施クラス・ルール
4×50m自由形
20ポイントリレー
出場する4選手のクラスを合計した数字が20ポイント以内になるチームで競う
4×50mメドレー
20ポイントリレー
出場する4選手のクラスを合計した数字が20ポイント以内になるチームで競う
4×100mフリースタイルS14リレー S14
4×100mフリースタイル Ⅵ
49ポイントリレー
出場する4選手のクラスを合計した数字が49ポイント以内になるチームで競う
4×100mフリースタイル
39ポイントリレー
出場する4選手のクラスを合計した数字が39ポイント以内になるチームで競う
4×100mメドレー
34ポイントリレー
出場する4選手のクラスを合計した数字が39ポイント以内になるチームで競う

日本代表選手が出場するクラスは、

  • 男子
    • S4/S5/S8/S9/S10/S11/S13/S14
    • SB3/SB6/SB8/SB9/SB11/SB13/SB14
    • SM1/SM5/SM8/SM9/SM10/SM11/SM13/SM14
  • 女子
    • S5/S7/S9/S11/S12/S14
    • SB5/SB7/SB8/SB11/SB12/SB14
    • SM5/SM9/SM7/SM11/SM12/SM14

となっています。

卓球

「卓球」は、8月29日〜9月7日の日程で競技が行われます。9人の日本代表選手が出場予定です。

基本的なルールは一般の卓球競技と同様ですが、トスが困難な選手は自陣コートにボールをバウンドさせてサーブを打ったり、ラケットにボールを乗せた状態からトスしたりなど、様々なサーブが認められています。

さらに、車いす使用選手の競技では、お尻を浮かせたり、床に足やフットレストが接触したりすると反則になります。サーブについても、ボールが相手コートのサイドラインを横切った場合は「レット(無効)」とされるため、エンドラインを通過するよう打たなければなりません。

選手のクラス分けは、障害の種類と程度によって11クラスあります。

【パラリンピック・卓球競技 個人戦のクラス分け】

クラス 障害の種類・概要
1〜5 車いすでのプレー・数字が小さいほど重度
6〜10 立位でのプレー・数字が小さいほど重度
11 知的障害

種目は男女別の個人戦とダブルス、男女混合でのダブルス戦です。これまで実施されてきた団体戦は、今回行われません。各種目の競技ルールの概要は、下表の通りです。

【卓球の競技ルール】

種目名 競技ルールの概要
個人戦
(男女別)
1対1で行われる個人戦
基本ルールは卓球競技の一般的なルールと同じ
ダブルス
(男女別)
2対2で行われる種目
基本ルールは卓球競技の一般的なルールと同じ
車いす使用ペアの場合、各選手がコートのセンターラインの延長線上を超えてはいけない
最初のサーブとリターンのみ、打つ選手が決まっている
ダブルス
(男女混合)

日本代表選手では、

  • クラス4…2名(男子)
  • クラス7…1名(男子)
  • クラス8…1名(女子)
  • クラス9…1名(男子)
  • クラス10…1名(男子)
  • クラス11…3名(男子・女子)

が出場予定です。

テコンドー

「テコンドー」は、8月29日〜8月31日の日程で競技が行われます。2人の日本代表選手が出場予定です。

パラリンピックのテコンドーには上肢障害がある選手が出場し、「キョルギ」と呼ばれる組手で技を競います。

基本ルールは一般的な国際ルールに準じますが、今回のパリ大会では、障害の程度によるクラス分けはせず男女別・体重別に実施されます。一般的な国際ルールとの大きな違いは、頭部への攻撃が禁止されている点や、突き技は無効となり足技のみ有効である点です。

得点の判定は、各選手が着用する電子防具への接触判定で行われます。攻撃した足が電子防具に触れても、力が弱いと得点になりません。難しい技が決まった場合は審判による加点もあります。

各種目の競技ルールの概要は、下表の通りです。

【テコンドーの競技ルール】

種目名 競技ルールの概要
男子 電子防具を着用し、キョルギ(1対1の組手)で技を競う
攻撃は蹴り技のみ有効で頭部への攻撃は禁止、難度の高い技には加点あり
8角形の競技エリアから片足が全て出ると反則・減点となる
女子

日本からは、

  • 70kg級(男子)
  • 58kg級(男子)

に出場予定です。

トライアスロン

「トライアスロン」は、9月1日〜9月2日という2日間の日程で競技が行われます。4人の日本代表選手が出場予定です。

他のトライアスロン競技と同様、水泳(スイム)・自転車(バイク)・ランニング(ラン)を連続して行い、順位を競います。

オリンピックとの違いは、実施される距離。パラリンピックでは、スイム・バイク・ランの距離がそれぞれ半分となっています(スイム0.75km・バイク20km・ラン5kmの計25.75km)。また、障害に応じて義足やハンドサイクル、車いすレーサーの使用も可能です。

選手は、障害の種類と程度でクラス分けされます。

【パラリンピック・トライアスロン 選手のクラス分け】

クラス名 障害の種類 障害の程度
PTWC1/PTWC2 車いす利用 数字が小さいほど重度
PTS2〜PTS5 肢体不自由/立位
PTVI1〜PTVI3 視覚障害

 

各種目の競技ルールの概要は、下表のようになっています。

【トライアスロンの競技ルール】

種目名 競技ルールの概要
PTWC
(男女別)
スイム0.75km・バイク20km・ラン5kmの計25.75kmで実施
スイムは、水中に入った状態からスタートする
バイクは、車いす使用(PTWC)の選手はハンドサイクルを使用、視覚障害(PTVI)の選手は2人乗り自転車を使用
ランは、PTWCは車いすレーサーを使用、PTVIはハンドラー(支援者)によるサポート受けられる
PTS2/PTS3/PTS4/PTS5
(男女別)
PTVI
(男女別)

トライアスロンの日本代表は、

  • PTWC…1名(男子)
  • PTS2…1名(女子)
  • PTS4…1名(男子)
  • PTVI…1名(男子)

となっています。

馬術

「馬術」は、9月3日・4日と9月6日・7日の4日間で競技が行われます。2人の日本代表選手が出場予定です。

出場する選手は、肢体不自由や視覚障害のある選手。障害の程度に応じて、Ⅰ〜Ⅴの5つクラス(グレード)に分けて競技が実施されます。

【パラリンピック・馬術競技 個人戦のクラス分け】

グレード 障害の程度・技術レベル 馬場の大きさ
最も障害が重いクラス(重度脳性まひ等の肢体不自由)
技術レベルは常歩
40m×20m
障害が重いクラス(肢体不自由)
技術レベルは常歩・速歩
40m×20m
比較的障害が重いクラス(肢体不自由)
技術レベルは常歩・速歩
60m×20m
比較的障害が軽いクラス(肢体不自由・視覚障害)
技術レベルは常歩・速歩・駈歩
60m×20m
最も障害が軽いクラス(片足切断で義足着用等の肢体不自由・視覚障害)
技術レベルは常歩・速歩・駈歩
60m×20m

競技ルールは一般的な国際ルールに準じますが、パラリンピックでは馬場馬術のみが実施され、障害馬術は実施されません。また、高次脳機能障害などにより規定演技の順番を覚えることが難しい選手の場合、「コマンダー」と呼ばれる支援者が演技の順番を教えることが認められています。

種目は全て男女混合で、個人戦と団体戦があります。

なお、馬術競技では、競技が行われる場所の近くに「フレンドリーホース」を待機させることも可能です。他の馬がいることで演技する馬の気持ちが落ち着き、パニックを防げるという効果があり、人馬の安全を考慮した措置です。

各種目の競技ルールの概要は、下表のようになっています。

【馬術の競技ルール】

種目名(課目) 競技ルールの概要
個人課目
(グレードⅠ〜Ⅴ)
個人戦の規定演技種目で、指定された20〜30の運動課目を実施
入場・停止・不動・敬礼・巻乗りなど、運動課目ごとに10点満点で採点(4点は「不十分」、5点は「まず可とみる」)
団体課目 規定演技種目を団体で競う種目
1チーム最大4人で、そのうち3名が出場し、合計点を競う
自由演技課目
(グレードⅠ〜Ⅴ)
個人課目の上位者のみが出場する個人戦の種目
各選手が選んだ楽曲に合わせ、決められた運動を取り入れながら自由演技を行う
技の正確さだけでなく芸術性も採点対象となる

日本代表選手は、2名ともグレードⅡの選手です。

バドミントン

「バドミントン」は、8月29日〜9月2日の日程で競技が行われます。12人の日本代表選手が出場予定です。

車いす使用の選手、立位でプレーできる選手が出場し、障害の内容に応じて使用するコートの大きさが異なります。今回のパリ大会では、6つのクラスに分かれて種目が実施されます。

 

【パラリンピック・バドミントン競技 選手のクラス分け】

クラス名 車いす/立位・障害の種類 使用するコート
WH1 車いす(重度) シングルスはコートの半面で戦う
WH2 車いす(軽度)
SL3 立位・下肢障害(重度)
SL4 立位・下肢障害(軽度) シングルスはコートの全面で戦う
SU5 立位・上肢障害
SU6 立位・低身長

各種目の競技ルールの概要は、下表のようになっています。

【バドミントンの競技ルール】

種目名 実施クラス・競技ルールの概要
シングルス
(男女別)
男子・女子ともに全クラスがクラス別に実施
WH1/WH2/SL3はコートの半面を使って戦う
WH1/WH2はネットとネットに使いサービスラインの間にシャトルが落ちた場合、アウトとなる
ダブルス
(男女別)
男子・女子ともに、WH1・WH2の選手が出場
1チームの選手の組み合わせは、WH1が2人か、WH1とWH2の組み合わせとなる
ダブルス
(男女混合)
SL3・SL4・SU5の選手で組んで実施されるものと、SH6の選手のみで実施されるものがある
SL3・SL4・SU5の選手が組む種目では、クラス名にある数字の合計が8点以下になる組み合わせでなければならない

日本代表選手は、

  • WH1…3名(男子・女子)
  • WH2…3名(男子・女子)
  • SL3…2名(男子・女子)
  • SL4…1名(女子)
  • SU5…3名(男子・女子)

が出場予定です。

パワーリフティング

「パワーリフティング」は、9月4日〜9月8日の日程で競技が行われます。1人の日本代表選手が出場予定です。

パラリンピックのパワーリフティングには、下肢障害のある選手が出場します。競技は選手がベンチに全身が乗るように寝た状態で、上半身の筋肉だけを使って行われる点が大きな特徴。試技の際に、選手にコーチが付き添える点も他のパワーリフティング競技との違いです。

男女別・体重別に競技が行われます。階級は、男子は49kg級から107kg超級、女子は41kg級から86kg超級の各10階級です。

また、階級を分ける体重は、選手の実際の体重に対して障害の内容に応じた加算があります。例えば、足首関節以下の欠損であれば体重に0.5kgを加算。股関節からの切断の場合は、体重67kg以下の選手なら2.5kg加算、体重67.01kg以上なら3kg加算となります。

各種目の競技ルールの概要は、下表の通りです。

【パワーリフティングの競技ルール】※日本代表選手出場種目のみ記載

種目名 競技ルールの概要
男子 ベンチプレス台に寝転がり、3回試技を行う
審判が試技開始の合図をしたら、胸までバーを下ろし、胸で一度制ししたあと、左右同時に真っすぐ持ち上げる
原則として、回数が増えるごとに重量を増やす
女子

日本からは、男子107kg級の選手が出場します。

ブラインドフットボール(ブラインドサッカー)

「ブラインドフットボール」は、9月1日〜9月3日および9月5日・7日の5日間で競技が行われます。8人の日本代表選手が出場予定です。

パラリンピックのブラインドフットボールには、男子で視覚障害(全盲や光覚)のある選手が出場します。フィールドに入る選手はアイマスクによって完全に視界を塞がれ、音によってボールの位置を把握してプレーします。ただし、ゴールキーパーは晴眼または弱視の選手が務めます。

競技の最大の特徴は、音が鳴る専用ボールを使い、その音や味方の声を頼りにドリブル・パス・シュートすることです。敵陣のゴールの後ろには、ゴールの位置・距離などを味方に伝える「ガイド」もいます。サイドラインにはボールがはみ出さないように「サイドフェンス」が設置されており、ボールのトラップに活用されることも多々あります。

なお、音が勝敗に重要な影響を与えるため、現地ではプレー中の応援で声や音を出すことは禁止です。

各種目の競技ルールの概要は、下表のようになっています。

【ブラインドフットボールの競技ルール】

種目名 競技ルールの概要
男子 前後半はそれぞれ15分でハーフタイムは10分

ボールの大きさはフットサルと同じだが、転がると「シャカシャカ」という音が鳴る
衝突によるケガを防ぐため、ボールを持った選手に向かっていく選手は「ボイ!(行く!)」と声を出さなければならない
ボールがエンドラインを割るとコーナーキックになる
ペナルティエリアでの反則、ゴールキーパーエリア外でのゴールキーパーによるプレー関与があった場合は、相手チームにPKが与えられる

今回の日本チームは、東京パラリンピック(日本5位)で活躍した選手が3人と、2023年の「IBSAブラインドフットボール男子世界選手権2023」(日本5位)や「杭州2022アジアパラ競技大会」(日本4位)で活躍した5人で構成されています。

ボッチャ

「ボッチャ」は、8月29日〜9月5日の日程で競技が行われます。7人の日本代表選手が出場予定です。

パラリンピックのボッチャには、脳性まひの選手や、脳性まひと同程度の四肢障害(重度)がある選手が出場します。障害の内容によってBC1〜BC4の4つのクラスに分かれて競技が行われ、種目は男女別の個人戦、男女混合のチーム戦、そして男女混合のペア戦です。

【パラリンピック・ボッチャ 選手のクラス分け】

クラス 障害の程度 道具・支援
BC1 脳性まひ
投球可能(足蹴りを含む)
アシスタントOK
BC2 脳性まひ
投球可能
アシスタント不可
BC3 脳性まひ/同程度の四肢障害
投球不可・勾配具を使用
勾配具(ランプ)
アシスタントOK
BC4 脳性まひと同程度の四肢障害
投球可能
足蹴り選手のみ、アシスタントOK

ボッチャの基本ルールは、コイントスで先攻後攻を決めたあと、先攻のチームが「ジャックボール」という白い球(目標球)を投げ、その後各チームが赤または青の球を6個ずつ、交互に投げるというものです。投げ終わったら、ジャックボールから距離が近いボールの色のチームに点数が入ります。これを「1エンド」として、すべてのエンド(4エンドまたは6エンド)を終えた段階の合計得点を競う競技です。

ボッチャの詳しいルール、技や道具については、以下の関連記事で解説しています。

(関連記事)

各種目の競技ルールの概要は、下表の通りです。

【ボッチャの競技ルール】

種目名 実施クラス・競技ルールの概要
個人戦
(男女別)
男女ともBC1/BC2/BC3/BC4でクラス別に実施
4エンドで戦う
使用するスローインボックスは、赤が3番、青が4番
チーム戦
(男女混合)
BC1とBC2の選手が出場
1チーム3人で、6エンドで戦う
使用するスローインボックスは、赤が1・3・5番、青が2・4・6番
ペア戦
(男女混合)
BC3/BC4でクラス別に実施
4エンドで戦う
使用するスローインボックスは、赤が2・4番、青が3・5番

日本からは、

  • BC1…2名(女子)
  • BC2…2名(男子)
  • BC3…2名(男子・女子)
  • BC4…1名(男子)

が出場予定です。

陸上競技

「陸上競技」は、8月30日〜9月8日の日程で競技が行われます。日本選手団の中で最も多い40人の日本代表選手が出場する競技です。

パラリンピック陸上競技には、視覚障害・知的障害・脳性まひ・低身長・下肢切断または機能障害・上肢切断または機能障害その他さまざまな障害のある選手が出場します。障害の種類や程度に応じてクラスも細分化され、種目数が非常に多い点が陸上競技の特徴です。

【パラリンピック・陸上競技 選手のクラス分け】

クラス 障害の程度
11〜14 視覚障害・数字が小さいほど重度
20 知的障害
30〜34 車いす利用・脳性まひ・数字が小さいほど重度
35〜38 立位・脳性まひ・数字が小さいほど重度
40〜41 低身長・数字が小さいほど重度
42〜44 義足なし・下肢切断/下肢機能障害・数字が小さいほど重度
45〜47 上肢切断/上肢機能障害・数字が小さいほど重度
48 その他の軽度の片下肢/両下肢の障害
49 その他の軽度の片上肢/両上肢の障害
51〜57 車いす・脳性まひ以外・数字が小さいほど重度
58 座位・その他の軽度の下肢障害
61〜64 義足・下肢切断・数字が小さいほど重度

種目名は、種目を表すアルファベットと組み合わせて「T11」(クラス11の競争種目・跳躍種目)のように決められています。Tは競争種目・跳躍種目、Fは投てき種目を意味します。

パラリンピック・陸上競技の独自性のある種目には、「こん棒投」や「4×100mユニバーサルリレー」があります。

「こん棒投」は、障害で握力が弱い選手が出場する種目で、やり投と同様の規則で投げた距離を競います。「4×100mユニバーサルリレー」は、視覚障害の選手→切断・機能障害の選手→脳性まひ(立位)の選手→車いすの選手という順番で、異なる障害をもつ選手4人がチームとなって走るリレーです。男子2名・女子2名で構成し、次の選手にタッチすることでつないでいきます。

各種目の実施クラスは、下表の通りです。

【陸上競技の種目と実施クラス】

種目名 実施クラス
男子 女子
100m
(個人)
T11/T12/T13/T34(T33含む)/T35/T36/T37/T38/T44/T47(T45・T46含む)/T51/T52/T53/T54/T63(T42含む)/T64(T62含む) T11/T12/T13/T34(T33含む)/T35/T36/T37/T38/T47(T45・T46含む)/T53/T54/T63(T42含む)/T64(T44・T62含む)
200m
(個人)
T35/T37/T51/T64 T11/T12/T35/T36/T37/T47(T45・T46含む)/T64(T44含む)
400m
(個人)
T11/T12/T13/T20/T36/T37/T38/T47(T45・T46含む)/T52(T51含む)/T53/T54/T62 T11/T12/T13/T20/T37/T38/T47(T45・T46含む)/T53/T54
800m
(個人)
T34(T33含む)/T53/T54 T34(T33含む)/T53/T54
1500m
(個人)
T11/T13(T12含む)/T20/T38(T37含む)/T46(T45含む)/T54(T53含む) T11/T13(T12含む)/T20/T54(T53含む)
5000m
(個人)
T11/T13(T12含む)/T54(T53含む) T54(T53含む)
マラソン
(個人)
T12(T11含む)/T54(T52・T53含む) T12(T11含む)/T54(T52・T53含む)
走幅跳
(個人)
T11/T12/T13/T20/T36/T37/T38/T47(T45・T46含む)/T63(T42・T61含む)/T64(T44・T62含む) T11/T12/T20/T37/T38/T47(T45・T46含む)/T63(T42・T61含む)/T64(T44・T62含む)
走高跳
(個人)
T47(T45・T46含む)/T63(T42含む)/T64(T44含む)
こん棒投
(個人)
F32(F31含む)/F51 F32(F31含む)
円盤投
(個人)
F11/F37/F52(F51含む)/F56(F54・F55含む)/F64(F43・F44・F62含む) F11/F38(F37含む)/F41(F40含む)/F53(F51・F52含む)/F55(F54含む)/F57(F56含む)/F64(F43・F44・F62含む)
やり投
(個人)
F13(F12含む)/F34(F33含む)/F38/F41(F40含む)/F46(F45含む)/F54(F53含む)/F57(F56含む)/F64(F42・F43・F44・F61・F62・F63含む) F13(F12含む)/F34(F33含む)/F46(F45含む)/F54(F53含む)/F56(F55含む)
砲丸投
(個人)
F11/F12/F20/F32/F33/F34/F35/F36/F37/F40/F41/F46(F45含む)/F53/F55(F54含む)/F57(F56含む)/F63(F42・F61含む) F12(F11含む)/F20/F32/F33/F34/F35/F37/F40/F41/F46(F45含む)/F54/F57(F56含む)/F64(F42・F43・F44・F62・F63含む)
4×100m
ユニバーサルリレー
T11〜T13・T33・T34/T51〜T54・T35〜T38・T42〜T47/T61〜T64
※男女混合で実施

陸上競技の日本代表のクラス・人数は

  • 男子
    • 視覚障害…T11(2名)、T12(3名)、T13(2名)、F12(1名)
    • 知的障害…T20(2名)
    • 立位・脳性まひ…T36(1名)、F37(1名)
    • 上肢切断・機能障害…F46(2名)
    • 車いす・脳性まひ以外…T52(3名)、T54(3名)
    • 義足…T64(2名)
  • 女子
    • 視覚障害…T12(2名)、T13(1名)
    • 知的障害…T20(2名)
    • 車いす・脳性まひ…T34(3名)
    • 立位・脳性まひ…T38(1名)
    • 上肢切断・機能障害…T47(1名)、F46(1名)
    • 車いす・脳性まひ以外…T53(1名)、T54(2名)
    • 義足…T63(2名)、T64(2名)

となっています。

ローイング(ボート)

「ローイング」は、8月30日〜9月1日の日程で競技が行われます。1人の日本代表選手が出場予定です。

パラリンピックのローイング競技は、肢体不自由または視覚障害の選手が出場します。競技内容はオールでボートを漕ぐもので、1人乗り・2人乗り・4人乗りがあり、2000mの直線ラインで着順を競います。

選手のクラスは障害の種類と程度によって3つに分かれています。

【パラリンピック・ローイング 選手のクラス分け】

クラス 障害の程度
PR1 重度の下肢障害
PR2 軽度の下肢障害
PR3 四肢障害・視覚障害

各種目の競技ルールの概要は、下表のようになっています。

【ローイングの競技ルール】

種目名 競技ルールの概要
シングルスカル
(男女別)
1人乗りボートで着順を競う
PR1のみで競技を実施
ボートのシートはスライドしない
下肢・体幹がきかない選手が肩と腕を使って漕ぐ
ダブルスカル
(男女混合)
2人乗りボートで着順を競う
男女1名ずつが乗る
PR2のクラスとPR3のクラスでクラス別に競技を実施
PR2のボートではシートがスライドしない
下肢はきかないが体幹がきく選手が上半身全体を使って漕ぐ
舵手つきフォア
(男女混合)
4人乗りのボートに男女2人ずつのクルーと1人の舵手(コックス)が乗り、着順を競う
PR3のみで競技を実施(舵手は健常者でもOK)

日本からは、PR1の選手1名が出場予定です。

最新情報は公式サイトなどで確認を

以上、日本代表選手が出場する競技の概要をお伝えしてきました。気になる競技はあったでしょうか。

競技日程や出場選手、参加種目などは変更される可能性もあります。応援の際は、ぜひパラリンピック関連サイトで最新情報もご確認ください。

【参考】
パリ2024パラリンピック 公式サイト
日本パラリンピック委員会
パラサポWEB by 日本財団パラサポ
公益財団法人 日本パラスポーツ協会 公式サイト

障がい者雇用に関する最新ニュース しごとマガジンのダイジェスト 障がいと仕事に関する最新ニュースを読もう! メルマガに登録する 就職を目指す障がいのある方の就労サポート!就労以降支援事業所全国検索 ルミノーゾチャンネル あなたの働きたいを応援する就労移行支援事業所
就職、職場定着に真に役立つ情報をわかりやすく解説。
あなたの就労に活用ください。
TOP