11月2日・3日「みんなの脳世界2025」開催!ニューロダイバーシティを体験する2日間


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2025年11月2日(日)と3日(月・祝)の2日間にわたり、東京ポートシティ竹芝で「みんなの脳世界2025」が開催されます。ニューロダイバーシティをテーマに日本の企業や研究機関が出展し、体験を通じて世界の見え方・感じ方の多様性を知るイベントです。子どもから大人まで、テーマに興味のある人なら誰でも無料で参加できます。

ニューロダイバーシティプロジェクト 「みんなの脳世界」 2025年11月2日・3日開催、ニューロダイバーシティを体験する2日間。
画像素材提供:B Lab 事務局

ニューロダイバーシティ・イベント「みんなの脳世界2025」開催

11月2日・3日に、子どもから大人まで誰でも参加できるニューロダイバーシティ・イベント「みんなの脳世界2025」が開催されます。2024年には延べ1万6,252人が来場し、最先端の技術を含むニューロダイバーシティ社会の実現に向けた取り組みを体験しました。

同イベントを主催するのは、学校法人電子学園 iU情報経営イノベーション専門職大学の研究所である「B Lab」。世界中の大学・研究所、地域、人材をつなぎ、多くの人の得意技や知見を融合させ、新しい技術、サービス、コンテンツ、ビジネス、社会を生みだす参加型プラットフォームです。

今、多くの人が「生きづらさ」を抱えて暮らしています。この生きづらさは、個人の特性である「脳の多様性」と、その人を取り巻く環境の相互作用から生じるもの。B Labは、「個人の特性を尊重しながら適切な環境を整えることで、『障害』『生きづらい』とされていたものを『強み』『生きやすい』に変えることができる」とします。脳の多様性という視点から、発達障害の特徴を持つ人も含む全ての人が自分らしく豊かに生きていける社会の実現を目指しているのです。

「みんなの脳世界」には、B Labの所長であり慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 教授でもある石戸奈々子氏をはじめ、様々な人々・企業がプロジェクトに参加しています。メンバーには、当マガジンでもご紹介してきた株式会社クリスタルロードの感覚過敏研究所、株式会社アラヤ、株式会社オリィ研究所、富士通株式会社の名前も。大学の研究室や国立研究開発法人情報通信研究機構も参加しています。

(関連コラム)

  • “AI×脳科学”BMIでパソコン操作を可能にする、アラヤの開発事業にPwC財団が助成
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  • 光と振動で音を感知する「Ontenna」—富士通が令和2年度関東地方発明表彰を受賞

ニューロダイバーシティとは何か?発達障害当事者から発信された脳・神経の多様性

「みんなの脳世界」のテーマであるニューロダイバーシティ(Neurodiversity)とは、日本語に直訳すると「神経多様性」、より簡単にいえば「脳や神経の多様性」を意味する言葉です。この概念は、1990年代にASD(自閉症スペクトラム)の当事者によって生み出されました。

脳や神経は誰にでもあるものですが、細かいところやその働きには個人差があります。脳や神経の個人差によって、世界の見え方や得意・不得意も変化します。こうした多様性をニューロダイバーシティと呼んでいます。

ニューロダイバーシティの具体例にあげられることが多いのが、発達障害です。

これまで、多くの人の発達上の傾向とは異なる傾向をもっていることが原因で「障害」が発生し、その原因や「能力の欠如」を医療によって軽減しようという考え方が中心となってきました。そうした見方において、発達障害はいわば「異常な状態」として捉えられるものでした。

しかし、ニューロダイバーシティの考え方では、「発達障害と診断される人は、脳や神経の面で多くの人と異なる特徴を持っているだろう。しかし、そもそも脳や神経は人によって異なり多様性があるものだ」と理解します。

そうであるならば、多様な脳・神経があることを前提として多様な人々がお互いに尊重し合いつつ、環境のほうを積極的に調整するほうが、より多くの人が活躍できる良い社会をつくれます。

発達障害に見られる傾向も多様性のひとつであり、一人ひとりの傾向は「能力の欠如」や「優劣」ではなく「特性」であると考えるのです。ここから、「発達障害は個性である」という言い方も生まれてきます。

「みんなの脳世界」では、こうしたニューロダイバーシティを体験を通じて理解するために、5つのエリアを設けています。各エリアの特徴や過去の展示例は、下表の通りです。

【みんなの脳世界 5つのエリア】

エリア名 コンセプト 過去の展示例
多様な世界 世界の見方・感じ方の違いを理解する
  • 株式会社オリィ研究所「分身ロボットを使った制約を超えるコミュニティ創造」
  • NTTコミュニケーション科学基礎研究所「空気触感伝送による情動共有鑑賞体験」
多彩な五感 ほかの人の五感を疑似体験し、多様性に気づく
  • 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科Embodied Media Projectほか「認知症の世界の体験」
  • 感覚過敏研究所「感覚過敏にやさしい世界」
個の拡張 テクノロジーを活用して、個人の力を拡げる
  • 富士通株式会社コンバージングテクノロジー研究所「オンテナ」
  • ⼀般社団法⼈WITH ALSほか「ロボット技術とBMIで障害を克服する」
環境の調整 事例を通じて環境による生きづらさの解消を考え、より快適で豊かな生活を築く手段を考える
  • 横浜市立大学 Minds1020Lab「家から出なくても通える学校や病院」
  • NHK「プロジェクトエイリアン」制作チーム「プロジェクトエイリアン」
社会の創造 ほかのエリアで体験し、考えたことを共有する
  • 「身体マップ」「環境マップ」「触覚情動マップ」

様々な角度からニューロダイバーシティを理解することで、これまで「当たり前」に感じていたやり方も
「ほかの人には少し不便かも?」
「実はすごい仕組みだった!」
と気づく体験ができるでしょう。

「みんなの脳世界2025」への参加方法・会場・参加費

「みんなの脳世界」のロゴ画像
画像素材提供:B Lab 事務局

「みんなの脳世界2025」は、11月2日(日)と3日(月・祝)の2日間にわたって開催されます。会場は、東京ポートシティ竹芝の1階、ポートホール。入場は無料で、テーマに興味のある人は年齢を問わず誰でも参加できます。最新情報は、公式サイトでご確認ください。

【みんなの脳世界2025 開催情報】

開催期間 2025年11月2日(日)・3日(月・祝)
会場 東京ポートシティ竹芝1階 ポートホール
入場料 無料
公式サイト https://neuro-diversity.world/minnou2025/

2025年の文化の日は、人間がもつ見え方・感じ方の多様性に触れてみてはいかがでしょうか。

【画像素材提供・協力】
B Lab 事務局

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