【能登半島地震・被災地支援】「古着deワクチン」の日本リユースシステム社、現地でイベント開催など支援を実施


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2024年元日に発生した能登半島地震により、多くの方が避難生活を余儀なくされています。多方面からの支援が続く中、「古着deワクチン」を展開する日本リユースシステム社も被災地への物資支援や「古着deワクチン 能登半島地震復旧・復興応援パッケージ」などで支援を実施。5月11日には、食事提供や健康の回復・維持に役立つ体操、特別講演などを含むイベント「元気があればなんでもできる!義善催」を開催しました。


画像提供:JUST IN TIME BEST ACTION
編集:障がい者としごとマガジン編集部

日本リユースシステム社、能登半島地震被災地に支援

2024年元日に発生した能登半島地震の影響が続いています。発生から4か月たった現在も、石川県では275の避難所が開設されており、避難者数は4,000人。七尾市は水道の復旧に3か月を要し、輪島市や珠洲市ではなお約3,000戸が断水中です。

「古着deワクチン」事業で知られる日本リユースシステム社は、これまで七尾市を拠点に被災地への物資支援や支援活動を行う団体への寄付を実施するほか、支援活動の中で出会った就労継続支援B型事業所「えもる」と提携した「古着deワクチン 能登半島地震復旧・復興応援パッケージ」を4月にリリースしました。「えもる」が専用回収キットの製作・発送を行い、売上の一部を能登半島の復旧・復興に向けた支援活動にあてるパッケージです。

同社は「三方義し」を企業理念とし、「誰も損をしたり我慢をしたりすることなく、お客さまも取引先も社会にとっても、関わる全てのコト・モノに良い循環が生まれること」を徹底しています。支援活動を「義善活動」としていることにも、「正しい道を進み、私たちにもできることから始め、私たちにしかできないことを見つけ、地道に歩んでいく」という意味が込められています。

支援活動は、東京都共同募金会、日本リユースシステム社をはじめとする6団体が参加する「ベストアクション」として展開。メンバーが現地に足を運び、七尾市の福祉作業所や災害NGO団体と連携しながら、支援を続けてきました。

こうした中で、被災地の現実にも直面したといいます。「古着deワクチン」で提携している「えもる」と出会った1月後半、同事業所は福祉作業所の開所もできておらず、混乱状態にあったとのこと。ようやくライフラインが復旧してきた3月上旬、「えもる」と共に七尾市3か所への物資支援が叶いました。共に働く中で、「えもる」の方々は「北部でまだ開所できていない福祉事業所、障がいのある方の支援もしていきたい」と話しているそうです。

取材に協力いただいた日本リユースシステム社の辻本さんは、「決して下を向くことなく、職員さんも利用者さんも、みなさん明るく元気にお仕事していただいています」と語りました。

5月11日「元気があればなんでもできる!義善催」を七尾市で開催


左上:参加者と身体を動かす「身体が資本体操」、右上:イベントを楽しむ皆さん
左下:案内板を持つ運営スタッフ、中下:多希飯会の様子、右下:本マグロの解体の様子
画像提供:JUST IN TIME BEST ACTION
編集:障がい者としごとマガジン編集部

5月11日、ベストアクションの一環として、七尾市で食事提供や健康の回復・維持に向けた体操、障がい者アート展、災害NGO結の代表による防災知識の特別講演を内容とする「元気があればなんでもできる!義善催」が開催されました。

今でも避難所生活を余儀なくされている方々、大変な思いをされている方々に、「この日のこの時間だけでも元気になってもらいたい。楽しんでもらい、笑顔あふれる時間にしていただきたい」という想いから、開催に至ったそうです。


「義善催」の当日プログラム
画像提供:JUST IN TIME BEST ACTION

当日は約1,200名の方が訪れ、食事提供を行う「多希飯会(たきめしかい)」では1,000食の本マグロ丼を提供。「多希飯会」という名称にも、「悲しいことがあったとしても、とびきり美味しいご飯を食べて、その瞬間だけでも笑顔になってもらいたい」という願いが込められています。来場者の方々は本マグロ丼の他、本マグロあら汁、あおさシェイクも楽しみました。

「身体が資本体操」は、「避難所生活を余儀なくされている方々の気持ちと身体が少しでもラクになるように」という趣旨で、ストレッチやタオルだけでできるリラックス呼吸方法などをパーソナルトレーナーが指導。来場者の方々も一緒に身体を動かしました。

同時に開催された障がい者アート展は、能登への応援がテーマ。約40作品を展示し、それぞれの想いやメッセージを届けています。会場には涙を流して鑑賞する方、「元気をもらった」「勇気が湧いてきた」と話す方々も。気に入ったアートは当日持ち帰れる仕組みも作り、想定した何倍もの応募があったとのことです。

そして、メディア等でも活動が紹介されている災害NGO法人結の前原土武代表による特別公演には、現在も避難所生活を送っている方、地元の中高生など、幅広い年齢層の方々が参加。防災知識や心構えを前原代表が伝えたほか、実際に被災された方々からお話を伺う時間も設けられました。公演終了後には、前原代表の下へ多くの方が質問に。知識やノウハウを共有する大切な機会となりました。

被災地支援に向けた日本リユースシステム社の想い


イベント運営スタッフの皆さん
画像提供:JUST IN TIME BEST ACTION
編集:障がい者としごとマガジン編集部

日本リユースシステム社の想いは、被災した時に「その日から衣食住の支援が得られる素敵な国」の実現です。世界有数の災害大国である日本に生きる者として、「いつだれが被災者になっても不思議ではありません。具体的で確実な方法は「わからない」けれど、それでも「今自分たちにも出来る事」「自分たちにしか出来ない事」で行動し続けたいとしています。

「古着deワクチン能登応援パッケージをはじめとし、事業を通して私たちにしかできないことを日々模索してまいります。趣旨にご賛同いただけましたら、応援いただけますと嬉しいです!」(日本リユースシステム社、辻本さん)

被災地の復旧・復興、被災者の方々が本来の生活に戻るには、引き続き多くの支援が必要です。現地ボランティアへの参加、寄付など、支援にも多様な形があります。「古着deワクチン能登応援パッケージ」や店舗・インターネットでの寄付など、身近なサービスもぜひご活用ください。

【取材協力・画像提供】
JUST IN TIME BEST ACTION

【参考】
「ベストアクション」公式サイト

※本記事では取材先の意向により「障害」を「障がい」と表記しています。

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