2025/02/05
2月8日、ブラインドサッカー日本選手権の決勝戦を町田市立総合体育館で開催!
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2025年2月8日(土)、東京都の町田市立総合体育館で第22回「アクサ ブレイブカップ ブラインドサッカー日本選手権」のFINALラウンドが開催されます。大会の特徴や開催日時、アクサ・ホールディングス・ジャパン株式会社(以下、アクサ)によるブラインドサッカー支援の取り組みなどをお伝えします。
画像提供:日本ブラインドサッカー協会(JBFA)
もくじ
第22回 アクサ ブレイブカップ ブラインドサッカー日本選手権 FINALラウンド開催日程
パラリンピックの正式種目でもある視覚障害者が出場するサッカー、ブラインドサッカー。2024年11月から始まった第22回「アクサ ブレイブカップ ブラインドサッカー日本選手権」が、2月8日にいよいよFINALラウンドを迎えます。
3位決定戦は、buen cambio yokohama 対 品川 CC パペレシアル。決勝戦は、free bird mejirodai 対 コルジャ仙台です。
参戦するブラインドサッカー22チームの頂点に立つのは、どのチームか? 激しい戦いが繰り広げられます。
【FINALラウンド 開催日時】
開催日 | 2025年2月8日(土) |
開催内容・時間 | 10:00 開場 11:00 3位決定戦 14:00 決勝戦 |
会場 | 町田市立総合体育館 (東京都町田市南成瀬5丁目12) アクセス:JR横浜線「成瀬駅」北口から徒歩約9分 |
主催 | 特定非営利活動法人 日本ブラインドサッカー協会 |
メインサポーター | アクサ・ホールディングス・ジャパン株式会社 |
今回のFINALラウンドには、アンバサダーとして元サッカー日本代表の中澤佑二氏、元サッカー日本代表通訳のフローラン・ダバディ氏が登場します。各試合の場内実況ラジオ放送にゲスト出演するとともに、試合開始前とハーフタイムではトークショーも開催。来場者プレゼントの贈呈や表彰式でのプレゼンターも務めます。
「『ブラサカ 日本一』を目指す真剣勝負、その中から生まれるスポーツ本来の楽しさ、戦術の面白さやコミュニケーションの大切さを、来場のみなさまと共に体感し、お伝えできることを楽しみにしています」(中澤佑二氏)
「選手のみなさんの迫力あるプレーを心から楽しみにしています」(フローラン・ダバディ氏)
画像提供:日本ブラインドサッカー協会(JBFA)
アクサは、企業の社会的責任(CR)の取り組みの一環として、2006年からブラインドサッカー支援を続けています。競技環境の整備や集客・認知向上活動の支援、大会ボランティア派遣などを行い、2013年には「弱視(ロービジョン)」のリスク啓発活動もスタートさせました。国内大会・国際大会などで「弱視啓発ブース」を設置し、来場者が弱視の見え方を体験できる機会を提供しています。
加えて、ソーシャルインクルージョンの啓発として、日本ブラインドサッカー協会(以下、JBFA)が実施するスポーツを通じたダイバーシティ啓発の出張授業をサポート。子どもたちがブラインドサッカーに触れることで、多様性への“気づき”や“変化”の種をまく取り組みを続けてきました。
「当たり前に混ざり合う社会」の実現を目指し、ブラインドサッカーの普及とクラブチーム立ち上げ期のサポート等にも取り組んでいます。
ブラインドサッカーとは? 基本のルールと2種類のPK
ブラインドサッカーとは、視覚障害のある選手がプレーするサッカーです。
フットサルと同じ40m×20mのピッチを走り回るフィールドプレーヤー(4人)全員が目隠しをして、ボールの音や周囲の声、空気の流れなどから状況を判断してプレーする点が最大の特徴。監督と相手チームのゴール裏にいるガイドは晴眼者、ゴールキーパー(1人)は晴眼者または弱視者が務め、ピッチセンターやゴール付近で味方に状況を知らせたり指示を与えたりします。
晴眼者の場合、知覚によって得る情報の8割は目から得ているといわれます。しかし、ブラインドサッカーのフィールドプレーヤーたちは、アイマスクで目を完全に覆わなければなりません。頼りになるのは、自身の聴覚や触覚。仲間の声で伝えられる情報をもとに、サイドフェンス内のピッチを駆け回り、ボールを操ります。
ブラインドサッカーの基本ルール
ブラインドサッカーでは、1チーム5人で戦います。そのうち4人がフィールドプレーヤー、1人がゴールキーパーです。フィールドプレーヤーは目をアイマスクで覆い、完全に視界を塞ぎます。ゴールキーパーは、晴眼者または弱視者が務めます。
フィールドプレーヤーは視覚によってボールを追うことができないため、試合中は「音」の把握が非常に重要です。ブラインドサッカーのボール内部には金属のプレートがついており、動きに合わせて「シャカシャカ」という音が鳴る仕組み。選手たちは、この音を頼りにボールの位置や状態を把握します。
また、ピッチのサイドライン上には、「サイドフェンス」という高さ1mほどのフェンスが置かれるため、ボールがサイドラインを割ることはありません。それどころか、サイドフェンスは“わざとボールを跳ね返らせて敵を突破する”など、晴眼者のサッカーとは異なるテクニックで頻繁に活用されています。
チームには、ピッチの外にも重要な役割を担うメンバーがいます。ピッチ内の選手に情報や指示を伝えるガイド(コーラー)や監督(センターガイド)です。ガイドは敵陣ゴールの後ろに立ち、そこから味方選手に情報・指示を与える役目。監督は、サイドフェンスの外側に立ち、ピッチの中央付近の味方選手に情報・指示を与えます。
試合時間は前半15分・後半15分、それぞれの時間に各チームが1回ずつタイムアウトを取ることができます。タイムアウトは、戦略やプレーの修正、選手の配置変更、体力回復などに使われます。
「ボイ!」というかけ声とPK・第2PK
ブラインドサッカーのフィールドプレーヤーたちは、視覚を使ったプレーができません。それでも、ピッチでは素早いパス回しや全力で駆け上がる選手の姿があります。心配になるのは、選手たちの衝突・転倒による事故やケガです。
そこで、ブラインドサッカーではボールを持っている選手に向かっていくときは必ず「ボイ!」と声を出さなければならないというルールがあります。スペイン語で「行く」を意味する言葉です。「ボイ!」と言わなかったり、明確に聞き取れる言い方をしなかったりする状態で向かっていくと、ファウルになります。
ブラインドサッカーのPKには、ペナルティーエリア内での反則によるPKと、累積ファウルによる第2PKの2種類があります。第2PKは、累積ファウルが5つ以上になると相手チームに与えられるPKです。
【PKと第2PK】
PKの種類 | 特徴 | ゴールからの位置 |
PK | ペナルティーエリア内での反則があった場合に、相手チームに与えられる | 6m |
第2PK | 前半・後半それぞれで、チームで累積ファウルが5つ以上になった場合に、相手チームに与えられる | 8m |
累積ファウルには、例えば以下のようなものがあります。
【累積ファウルの例】
- ボールを持つ選手に向かっていくときに「ボイ」などの定められた言葉を明確に言わない
- 相手選手を蹴る・蹴ろうとする・打つ・打とうとする
- 相手選手を押す・つまずかせる・押さえる
- 相手選手にチャージする
- 相手選手に飛びかかる・タックルする
- 相手選手がボールをプレーしている・しようとしているときに、ボールをプレーしようとしてスライディングタックルを行う
ブラインドサッカーでは選手同士の身体接触が多く、その迫力は見る者を圧倒します。そうしたプレーは、上記のように危険を回避するためのルールに基づいて行われているのです。
「声を出さない」ブラインドサッカーの応援方法
ブラインドサッカーでの応援も、一般的な晴眼者のサッカーの応援とは異なります。プレー中、観客は静かに観戦しなければなりません。選手たちにとって、「音」が判断の大きな要素となるからです。
選手たちは、ボールから鳴る音・サイドフェンスにぶつかる音・足音・仲間の声・敵の声・審判の声などを頼りに、状況と自身の位置を把握します。プレーに関係する音と仲間とのコミュニケーションがなければ、試合は成立しません。5つ以上の音を同時に聞き、その大きさから距離や位置を判断し、走っているのです。
風の強い日は、それだけでボールの音が聞こえにくくなり、プレーに支障が出るとのこと。声を出さず静かに見守ることが、最も大きな応援になります。その代わり、ゴールが決まったときは大きな声援を送りましょう。
緊張感のある静寂とゴールの瞬間に上がる歓声という音のコントラストは、ブラインドサッカーの魅力の1つです。
ブラインドサッカーの戦術と見どころ
ブラインドサッカーの代表的な陣形は、フィールドプレーヤーをダイヤモンド型(ひし形)に配置する形。日本代表チームは、このダイヤモンド型を広げたり縮めたりしながら、素早い攻守の切り替えを行っています。
今回のFINALラウンド出場チームにも、過去の試合でダイヤモンド型の陣形を採用したチームがあります。
また、攻守の切り替えが早いチームの戦いでは、敵がボールを持った際は監督の指示で一気に守備へ回り、攻撃に転じた瞬間には選手がピッチを駆け上がるという素早い展開も。攻撃力が高い選手がソロで敵を突破しゴール前まで行くスタイル、連係プレーによって細かくパスを回してゴールへつなげるスタイルなど、チームの特色も見られるでしょう。
選手それぞれの技術とともに、ぜひチーム全体の動きにもご注目ください。
メインサポーター アクサ・ホールディングス・ジャパンよりコメント、チケット・プレゼント情報
「ブラインドサッカーでは、視覚障害者と健常者がピッチ上で協力し声をかけあいながらゴールを目指し、敵の攻撃から守るという、障害者スポーツの中ではユニークな競技です。こうしたピッチ上でソーシャルインクルージョンが体現されていることや、JBFAの『ブラインドサッカーを通じて視覚障害者と健常者が当たり前に混ざり合う社会を実現する』というビジョンに共鳴し、ブラインドサッカーの支援を続けています。
1991年から世界各地で取り組んでいるボランティアプログラム「アクサハーツインアクション」の一環として従業員が地域社会の課題を理解し、自らの時間を寄付し、課題解決に向けて行動する機会、アクサが目指すインクルージョン&ダイバーシティを企業文化の中に浸透させる推進力にもなってきました。
ブラインドサッカーの支援は、アクサのパーパス「すべての人々のより良い未来のために。私たちはみなさんの大切なものを守ります。」を体現するCR(Corporate Responsibility)のフラッグシップアクションです。アクサはJBFAと伴走して19年。アクサ社内のポジティブな変化としては、従業員の社会感度の高まり、それによる商品開発やサービス、ご契約の管理・保全、資産運用などビジネスのバリューチェーンにおける社会の多様な課題やニーズに対する対応力の高まりが挙げられます。これが業績面にも現れ、企業価値の向上と地域社会にアクサならではの価値をお届けすることができるようになってきています。
今後も、JBFAのパートナーとして、人々にブラインドサッカーの魅力を伝え、理解を深めてもらう取り組みを企画し、実行していきます。
2025年2月8日(土)には、いよいよ「第22 回 アクサ ブレイブカップ ブラインドサッカー日本選手権」FINAL ラウンドが町田市で開催されます!
この大会は、私たちが目指すソーシャルインクルージョンのショーケースです。ぜひ直接会場にお運びいただき、ブラインドサッカーの魅力、迫力、かけがえのない素晴らしい瞬間を存分に体感ください! 皆さまのご来場を心よりお待ちしています」
チケット購入はこちらから | https://axa-bravecup.b-soccer.jp/ticket/ |
FINAL ラウンド大会概要 | https://axa-bravecup.b-soccer.jp/ |
来場者にはアクサがパートナーシップを結ぶ英プレミアリーグリヴァプールFC・遠藤航選手、長野風花選手 サイン入りユニフォームが抽選で当たるプレゼント企画も!
画像提供:日本ブラインドサッカー協会(JBFA)
【取材協力】
アクサ・ホールディングス・ジャパン株式会社
特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会
【参考】
第22回「アクサ ブレイブカップ ブラインドサッカー日本選手権」大会公式サイト
日本ブラインドサッカー協会 公式YouTubeチャンネル