2月18日に第21回東京アビリンピック開催!入賞選手の所属企業は?


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2023年2月18日に開催された第21回東京アビリンピック。昨年度に引き続き感染症対策を講じた上で、事前登録なしでの大会見学が可能となり、当日のライブ配信も行われました。13の競技種目で日頃培ってきた技能を発揮したのは、91名の選手。大会の概要と入賞した選手の所属企業をお伝えします。

13の競技種目を実施、オフィスアシスタント、ビルクリーニングが人気

第21回東京アビリンピックが2023年2月18日(土)に、東京障害者職業能力開発校および職業能力開発総合大学校で開催されました。

昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症対策として密閉・密集・密接(三密)を避け、事前の体調確認、会場でのマスク着用、手指消毒などを実施。しかし、今大会は事前登録なしで見学者の入場も可能となりました。会場に来られない方でもリアルタイムで観戦できるライブ配信を行うなど、デジタル技術の活用も進めています。

競技ごとの参加選手数を見ると、オフィスアシスタントやビルクリーニングの参加選手が多い一方、全国アビリンピックで人気の高いワード・プロセッサの選手数は比較的少ない結果となりました。各競技種目の参加選手数は下表のとおりです。

<令和4年度 第21回東京アビリンピックの参加者・入賞者の概要>

競技種目名 定員 参加人数 金賞 銀賞 銅賞 努力賞
ワード・プロセッサ 10名 4名
DTP 10名 2名
ホームページ 5名 3名
表計算 10名 8名
データベース 5名 2名
オフィスアシスタント 15名 21名
ビルクリーニング 16名 22名
喫茶サービス 18名 8名
製品パッキング 5名 2名
ネイル施術 5名 2名
フラワーアレンジメント 5名 5名
パソコン操作 10名 2名
パソコンデータ入力 10名 10名

入賞選手が所属する企業は?

アビリンピックの入賞選手を輩出する企業には、「常連」といえる企業もあれば、「この会社でも障害をもつ方が頑張っているんだ!」という新しい発見につながる企業もあります。特に常連の企業は複数年度の大会や1つの大会で複数の選手が入賞していることからも、日々スキル維持やスキルアップに取り組みながら業務にあたっていることが推察されます。

常連の企業で今大会でも入賞したのは、次の企業などです。

  • 株式会社バンダイナムコウィル
  • 第一生命チャレンジド株式会社
  • 株式会社日立ハイテクサポート
  • 株式会社日立ゆうあんどあい
  • 富士ソフト企画株式会社
  • トランスコスモス株式会社

こうした企業には障害者雇用好事例で評価されているところもあり、第一生命チャレンジドや富士ソフト企画の取り組みは、当マガジンでもご紹介してきました。以下の関連記事で具体的な施策内容をご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

(関連記事)

今大会の入賞者が所属する企業一覧は以下のとおりです。

<今大会の受賞者が所属する民間企業>

事業所名 受賞した競技種目
SOMPOチャレンジド株式会社 ワード・プロセッサ
アフラック・ハートフル・サービス株式会社 パソコンデータ入力
一般社団法人アプローズ アプローズ南青山 フラワーアレンジメント
株式会社JALサンライト ネイル施術
株式会社SHIFT フラワーアレンジメント
株式会社旭化成アビリティ DTP
株式会社キューブシステム データベース
株式会社住化パートナーズ パソコンデータ入力
株式会社セールスフォース・ジャパン 表計算
株式会社孝朋 パソコンデータ入力
株式会社バンダイナムコウィル ワード・プロセッサ

オフィスアシスタント

製品パッキング

株式会社ビケンテクノ ビルクリーニング
株式会社日立ゆうあんどあい オフィスアシスタント
株式会社日立ハイテクサポート 表計算

ワード・プロセッサ

コニカミノルタウイズユー株式会社 パソコンデータ入力
スターバックスコーヒージャパン株式会社 喫茶サービス
第一生命チャレンジド株式会社 ビルクリーニング

喫茶サービス

大東コーポレートサービス株式会社 表計算
太平ビルサービス株式会社 ワード・プロセッサ
東京リバブルスタッフ株式会社 フラワーアレンジメント
東京海上ビジネスサポート株式会社 オフィスアシスタント
トランスコスモス株式会社 ホームページ
野村不動産ライフ&スポーツ株式会社 ネイル施術
富士ソフト企画株式会社 DTP
文化シヤッター株式会社 ホームページ
三井金属鉱業株式会社 パソコン操作

データベース

明治安田ビジネスプラス株式会社 オフィスアシスタント

入賞選手が所属する企業の取り組みを参考に、障害者活躍推進へ

障害者雇用における法定雇用率の引き上げで、今後新しく障害者を雇用したり、雇用人数を増やしたりする企業は多くなるでしょう。しかし、障害者の雇用は「始まり」であり、その後の職場定着や活躍推進への取り組みがより重要です。

東京アビリンピックなどの地方アビリンピック、そして全国から強者が集う全国アビリンピックでは、障害のある方々が高いスキルをもって働いている様子を実際に目にすることができます。どのような施策や支援があれば、より職場で活躍できるのか、どのような業務なら担当できそうかなど、新しい気づきにつながるかもしれません。

また、東京アビリンピックの金賞受賞者は、次の全国アビリンピックの出場選手候補となり、全国アビリンピックで好成績を残した選手はさらに国際アビリンピックへの切符を手に入れられる可能性があります。「我こそは」と腕に自信のある方、「うちの社員なら!」と思う事業主の方は、ぜひ次の大会への挑戦も考えてみるとよいでしょう。

【参考】
第21回東京障害者技能競技大会(東京アビリンピック)|JEED

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