2018/07/02
安定通勤は採用の切り札
本ページはプロモーションが含まれています
みなさん、こんにちは。
今日は、主に仕事を探している方に向けたお話をしてみましょう。
希望する企業に就職したい方は、希望する企業がどのような人材を求めているかをよく考える必要があります。
特殊な技能があったとしても、企業が求める技能とマッチングしなければ、採用される可能性は高くならないわけです。
「その会社」がどのような人材を求めているのかを考え、逆算して自分の武器を身に着けていかなければならないわけです。
企業はどのような人材を求めているのか
それでは、企業はどのような人材を求めているのでしょうか?
一定の経験者を求める場合には、当該業務の経験が不可欠なのは間違いありません。
たとえば、システムエンジニアで経験が不可欠という求人であれば、全くの初心者は受け付けていないわけです。
ただし、そのような求人ばかりではありません。
人手不足ということもありますが、障害者枠での雇用の場合、あまり経験にこだわらない求人のほうが多い印象があります。
要は、最低限のマナーやパソコンスキルがあれば、あとは会社に入ってから教えてあげるよ、という感じです。
であれば、どのような能力が好まれるのでしょうか。
- 高いパソコンスキル
- 高いコミュニケーション能力
- ビジネス文章を書くことができる能力
上げていけばキリがありませんし、実際このような能力があればいいのでしょうが、これらも含めて会社に入ってから教えてあげるよというスタンスの企業が多い印象があります。
結局、安定して通勤できる人がほしいのです
さて、会社に入ってから教えてあげようにも会社に来てくれないとお話になりません。
というわけで、企業としては会社に安定して通える方が一番ありがたいわけです。
- フルタイムの求人であれば、週休2日で就業時間働ける方
- パートタイムの求人であれば、その要件にそって、週3日や4日など決めた日にきちんと通勤できる方
が好まれるわけです。
そんなの当たり前じゃん、と思われるかもしれません。
しかしながら、障害者の方の職場定着率は必ずしも高くありません。
たとえば、精神障害の方の就職後1年後の職場定着率は約5割と言われています。つまり、5割程度の方が1年以内に退職されているわけです。
様々な理由があるのかもしれませんが、会社に通えなくなってしまったわけです。
あなたは本当に安定して通勤できますか?
私は、障害者枠での採用面接に同行する機会があります。その場で採用担当の方が気になさるのは「いまの就労移行支援事業所にはどの程度通所されていますか?」という点です。
面接を受けに来る方は、ほぼ100%「通勤は大丈夫です」というわけです。採用担当の方も「本当かな?」と不安に思いつつ、いろいろと探ってくるわけですね。
この点、就労移行支援事業所に通所されている方であれば、支援員に確認をすることで安心して採用できるわけです。実際、私が採用面接に同行した場合、ほぼ100%通所に関する質問を受けます。
そして、「週5日安定して通所されています」と説明すると採用担当の方はみなさん安心されるわけです。
通勤についてのアピールに就労移行支援事業所を利用するというのは一つの選択肢としてありなのではないかと思っております。
ちなみに、私が施設長を務める就労移行支援事業所「ルミノーゾ町田」でも「安定通所」について、かなり強調していますので、下記の記事をご一読いただければと思います。