2018/12/04
国家公務員 障害者選考試験の受付が開始されました
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みなさん、こんにちは。
2018年の夏にさまざまな省庁が障害者雇用の実績を水増ししていることが問題となりました。
その背景にはいろいろな問題点があるのは、このサイトでもご紹介いたしました。
国としても、手をこまねいているわけには行かないので、ひとまずの解消策として平成30年度(2019年3月までの年度)において、人事院が取りまとめをし、おおがかりな障害者選考試験を実施することとなりました。
今回はその概要について説明をしましょう。
試験の日程
1 受付期間
2018年12月3日(月)から12月14日(金)
※申込みは郵送(簡易書留)のみ。
※12月14日までの通信日付印有効。
2 第1次選考日
2019年2月3日(日)
10時30分から14時35分
※障害によっては延長されます。
3 第1次選考通過者発表日
2019年2月22日(金)10時
4 第2次選考日
2019年2月27日(水)から3月13日(水)
※各府省で実施されます。
5 合格者発表日
2019年3月22日(金)10時
6 採用日
原則として2019年3月31日まで
※希望によっては4月1日以降の採用となります。
試験種目
1 第1次選考
基礎能力試験(多肢選択)30題・90分
- 知能分野15題(文章理解、課題処理、数的処理、資料解釈)
- 知識分野15題(自然科学、人文科学、社会科学)
作文 1題50分
※高等学校卒業程度の問題とされます。
2 第2次選考
採用面接:各府省にて実施されます。
採用予定数
- 北海道:43人
- 東北 :48人
- 関東甲信越:328人
- 東海北陸:58人
- 近畿 :68人
- 中国 :37人
- 四国 :26人
- 九州 :51人
- 沖縄 :17人
やはり東京が中心ではありますが、全国で採用がされます。
試験対策
このような大掛かりな試験が初めてになりますので、どのような出題がなされるかは断言できません。
しかし、「高等学校卒業程度の問題」と指定されており、また問題の形式も一般的な国家公務員試験に準ずるようですので、高校卒業生を対象とする国家一般職の試験問題を参考にするとよいでしょう。
たとえば、実務教育出版の「国家一般職(高卒・社会人)教養試験過去問350」などが参考になると思います。
高校卒業生を対象とする国家一般職の試験問題を前提に検討します。
その場合、知識分野は試験範囲が広いのでほどほどにした方がよいでしょう。
知能分野はトレーニングで点数が上がるので知能分野を中心に学習するのがいいかもしれません。いわゆる数的処理と呼ばれる分野に苦手意識をもつ方もいらっしゃるかもしれませんが、就職試験でも用いられるSPIとも通じるところがあるので、あきらめずにチャレンジしてみてください。
業務について
今回採用された場合の業務については、人事院のホームページを参照ください。
各府省から求人が出ています。身近に感じたことがない府省もあるかもしれませんが、この機会にどのような機関が国家に存在するのかを確認してみるのもいいと思います。
その上で、興味を持てる仕事があればぜひチェックしてみてください。
なお、今回の採用以外にも非常勤の採用も行われるようです。
したがって、フルタイムは厳しいという方でも採用のチャンスがあります。
各府省のホームページ、人事院のホームページ、ハローワークの求人もチェックしてください。
まとめ
各府省が障害者雇用の実績を水増ししたことは非常に良くないことですが、これをきっかけに大きな求人が生まれたのも事実です。
公務員の仕事に興味のある方は、ぜひこのチャンスをつかんでください。
また、申込みや試験の詳細については人事院のホームページを参照ください。