【デフリンピック】3大会連続メダル獲得!自転車競技(ロード・MTB)とは


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2025年11月、東京で夏季デフリンピックが開催されます。実施される競技の一つ「自転車競技」では、過去3大会連続で日本の女子選手がメダルを獲得。デフリンピックの自転車競技・種目の特徴や、活躍している選手をご紹介します。

デフリンピックの自転車競技(ロード・MTB)とは

自転車競技とは、競技用の自転車で指定されたコースを走り、走破タイムや着順を競う競技です。デフリンピックでは1924年の第1回夏季大会から実施されており、オリンピックでも1986年の第1回大会から正式競技として続く、歴史ある競技の一つとなっています。

オリンピックでは「トラック」「ロード」「BMX」「マウンテンバイク」の4競技、パラリンピックでは「ロード」と「トラック」の2競技が行われていますが、デフリンピックでは「ロード」と「MTB(マウンテンバイク)」が実施されてきました。

ロード競技は、一定の距離の舗装された道路を軽量化されたロード専用自転車で走る競技。MTB競技は、舗装されていないオフロードをマウンテンバイクで周回する競技です。デフリンピックにおける自転車競技の種目は、4〜5種目が開催されます。

各種目の概要は下表の通り。それぞれ男子・女子に分かれて競われます。

【デフリンピックの自転車競技・種目】

競技 種目 概要
ロード 1000mスプリント 複数の選手が合図とともに一斉にスタートし、着順を競う
個人タイムトライアル 各選手が時間差で個別にスタートし、完走までにかかる時間を競う
ロードレース 長距離の一般道を走り、着順を競う
ポイントレース 設定されたポイントラインを通過した際、順位に応じて加点を行い、ゴール時の合計得点によって順位を決定する
MTB クロスカントリー 複数の選手が合図とともに一斉にスタートし、丘や山などがあるオフロードのコースを周回して着順を競う

競技ルールは、一般的な国際ルールに準拠して実施されます。オリンピックなどと異なるのは、聴覚障害があるアスリートへの情報保障として、スタートの合図を旗やタイム表示などで視覚的に伝えられる点です。

東京2025デフリンピックにおける自転車競技の会場は、「日本サイクルスポーツセンター」を予定しています。

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自転車競技で日本代表選手が3大会連続メダル獲得

デフリンピック自転車競技の日本代表(日本ナショナルチーム)は、2013年のソフィア大会(第22回夏季大会)から出場してきました。この初出場から女子代表選手がメダルを獲得しており、中でも早瀨久美選手は3大会連続でメダルを獲得。2022年カシアスドスル大会では、デフリンピック自転車競技初の銀メダルも獲得しました。

デフリンピック自転車競技の主な日本の成績は、以下のようになっています。

【最近のデフリンピック自転車競技での主な選手・メダル】

選手名 主な成績
早瀨久美選手 2013年ソフィア大会 MTB(女子)銅メダル

 

 

2017年サムスン大会 クロスカントリー・オリンピック(女子) 銅メダル
2022年カシアスドスル大会 MTB・クロスカントリー(女子)銀メダル
簑原由加利選手 2017年サムスン大会 個人タイムトライアル(女子)銅メダル
2022年カシアスドスル大会 個人タイムトライアル(女子)銅メダル
ロードレース(女子)銅メダル
ポイントレース(女子)銅メダル

 

ほかにも、川野健太選手は2022年大会で男子1000mスプリントおよび男子ポイントレースで6位、箭内秀平選手は男子マウンテンバイク・クロスカントリーで6位に入るなど、男女ともに活躍中です。

自転車競技は、2025年の東京大会でのメダル獲得、上位入賞に期待が寄せられている競技です。

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【参考】
東京2025デフリンピック 大会情報サイト

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