【デフリンピック】前大会の金メダル7個!水泳競技で日本が強い種目は?


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2025年11月15日(土)から12日間の日程で開催される「東京2025デフリンピック」。日本代表選手のメダル獲得が期待される競技の1つが水泳です。6月29日には、一般社団法人日本デフ水泳協会から日本代表内定選手も発表。5大会連続出場で多くのメダルを獲得してきた茨隆太郎選手の名前も挙げられました。

デフリンピックで実施される水泳競技の特徴・職務と注目の選手をご紹介します。

障害者としごとマガジンの記事。東京2025デフリンピック「水泳競技」の競技紹介
写真素材:Judy88 / PIXTA(ピクスタ)

デフリンピック水泳の種目と日本のメダル獲得数

デフリンピックの水泳競技では、競泳のみが実施されます。過去2大会における水泳の種目数は約40種目。日本は、2022年大会で10個、2017年大会で15個のメダルを獲得してきました。

水泳競技の種目一覧

デフリンピック水泳競技の種目は、個人種目とリレー種目に大別されます。いずれも男子・女子それぞれの種目があり、加えてリレー種目の4×100mには男女混合種目もあります。

【デフリンピック水泳 種目一覧】

泳法 距離 男子/女子/混合
自由形 50m 男子/女子
100m 男子/女子
200m 男子/女子
400m 男子/女子
800m 男子/女子
1500m 男子/女子
背泳ぎ 50m 男子/女子
100m 男子/女子
200m 男子/女子
平泳ぎ 50m 男子/女子
100m 男子/女子
200m 男子/女子
バタフライ 50m 男子/女子
100m 男子/女子
200m 男子/女子
個人メドレー 200m 男子/女子
400m 男子/女子
自由形リレー 4×100m 男子/女子/混合
自由形リレー 4×200m 男子/女子
メドレーリレー 4×100m 男子/女子/混合

 

ただし、どの種目が実施されるかは、各国選手の参加状況によって変わります。選手数が極端に少ない種目は実施されないこともありますので、ご注意ください。

日本選手によるメダル獲得数・種目

デフリンピック水泳の日本代表選手は、これまで多くのメダルを獲得してきました。2022年大会では金7個・銀3個。2017年大会では、金3個・銀7個・銅5個となっています。特にメダル数が多い種目は、自由形や個人メドレーです。

【過去2大会でのメダル獲得状況】

種目

2022年大会 2017年大会
自由形 3 1 2 1 1
背泳ぎ 2 1
バタフライ 2 1 1
個人メドレー 2 1 1 3
自由形リレー 1 1 1
メドレーリレー 1 1

東京2025デフリンピックには、男子の背泳ぎや個人メドレーでメダルを獲得した選手、女子のバタフライでメダルを獲得した選手などが代表に内定しています。

東京2025デフリンピックで注目の日本代表内定選手

6月29日、一般社団法人日本デフ水泳協会は、選考大会の成績によって選ばれた代表内定選手を発表しました。男子7名、女子8名の合計15名です。内定選手の中から、2大会以上連続出場となる選手をご紹介します。

デフリンピック水泳の代表内定選手(男子)

男子のうち、2大会以上の連続出場となる注目選手は、茨選手、金持選手、星選手の3名です。

【注目の代表内定選手(男子)】※敬称略

選手名 過去のメダル数 今回の種目
茨 隆太郎
(いばら りゅうたろう)
金5・銀8・銅4 50m背泳ぎ
200m平泳ぎ
200m個人メドレー
金持 義和
(かなじ よしかず)
金1・銀6・銅2 50m背泳ぎ
100m背泳ぎ
星 泰雅
(ほし たいが)
50m平泳ぎ
100m平泳ぎ
200m平泳ぎ

茨選手は5大会連続、金持選手は4大会連続、星選手は3大会連続での出場となります。

特に茨選手は、ニュースサイトなどでも名前が挙がる注目の選手。2022年大会の水泳でのメダル10個のうち、6個を茨選手が獲得しました。今大会での活躍も見逃せません。

デフリンピック水泳の代表内定選手(女子)

女子で2大会以上の連続出場となる選手は、3大会連続出場の齋藤選手・中東選手、2大会連続出場の平林選手の計3名です。

【注目の代表内定選手(女子)】※敬称略

選手名 過去のメダル数 今回の種目
齋藤 京香
(さいとう きょうか)
金1 50mバタフライ
100mバタフライ
中東 郁葉
(なかひがし いくは)
400m個人メドレー
平林 花香
(ひらばやし はなか)
50m背泳ぎ

齋藤選手は、2022年大会の100mバタフライで金メダルを獲得した実績のある選手です。また、今回内定した初出場となる女子選手には自由形や平泳ぎの選手もおり、バタフライ以外でのメダル獲得にも期待が高まります。

デフリンピック水泳競技の特徴・競技会場

最後に、東京2025デフリンピックの水泳競技の基本ルールと特徴、競技会場をご紹介します。

デフリンピック水泳の基本ルールと「スタートランプ」

デフリンピックにおける水泳競技の基本ルールは、国際ルールと同じです。ただし、選手に聴覚障害があるため、指示やスタートの合図などは視覚情報で伝えられます。例えば、光や身振り、映像への字幕表示などです。

他大会で見られないデフリンピック独自の仕組みで代表的なものは、「スタートランプ」でしょう。3色の光が出る信号機のような装置であり、選手にとって見えやすい位置に設置されます。

スタートランプの色と意味は、下表のようになっています。

【スタートランプの色と意味】

意味
スタート台に乗る
テイクユアマーク
スタート

競技会場や映像などで競技を見る際は、ぜひスタートランプも探してみてください。

デフリンピック水泳の競技会場

今大会の水泳競技会場は、「東京アクアティクスセンター」です。最寄り駅は、東京メトロ有楽町線「辰巳駅」やJR京葉線「潮見駅」。駅から徒歩10分〜15分ほどのところにあります。

名称 東京アクアティクスセンター
所在地 東京都江東区辰巳2-2-1
アクセス(電車)
  • 東京メトロ有楽町線「辰巳駅」から徒歩約10分
  • JR京葉線「潮見駅」から徒歩約15分
公式サイト https://www.tef.or.jp/tac/index.html

 

東京アクアティクスセンターは、2020年開催の東京オリンピックのために、東京都が新たに整備した施設。国際基準で公認されたメインプール、ダイビングプール、サイドプールがあります。オリンピックでは、実際に競泳・飛び込み・アーティスティックスイミングの競技会場となりました。

現在は、約5,000席の観客席をもつ国際大会・国内大会の競技会場に。ほかに、アスリートの強化育成、一般向けの教室開催などにも活用されています。

種目ごとの開催日程は、今後、大会の公式さポータルサイトで発表される見込みです。

【参考】

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