2025/03/18
アビリンピック過去問題|アビリンピック神奈川「製品パッキング」(2022年・2023年)
本ページはプロモーションが含まれています
例年、アビリンピック神奈川で実施されている競技種目「製品パッキング」は、毎回同様の内容で実施されています。課題は、コーナーの組立・化粧箱の組立・商品の梱包という3つに分けられており、それぞれ制限時間内でなるべく多くの完成品を作ることが求められる競技です。課題内容の概要、競技時間、評価基準などをご紹介します。
アビリンピック神奈川「製品パッキング」の概要
アビリンピック競技種目「製品パッキング」は、商品の梱包に使うコーナー材や化粧箱の組み立てから商品の梱包までを素早くていねいに行う技能を競う種目です。コーナー材の組立、化粧箱の組立、商品の梱包という3つの課題が出題されます。
アビリンピック神奈川では、全国大会をやや簡略化した内容で競われ、例年同じような課題内容・評価基準となっています。そのため、自身のスキルアップを実感しやすい競技の一つといえるでしょう。
製品パッキング競技では、各課題の前に説明時間と練習時間が設けられています。課題内容自体は大会前に公開されますが、当日も課題の進め方について勘違いが起こらないよう、しっかりと説明を聞きましょう。
高評価を得るポイントは、
- 制限時間内にできる限り多くの完成品を作ること
- 指示通りに部材を折り、余計なシワなどを作らずきれいに仕上げること
の2点です。慣れている選手は、時間内に用意された全ての部材の組立を完了させています。
製品パッキング競技・課題1「コーナーの組立」
1つめの課題である「コーナーの組立」では、商品の梱包に使うコーナー材を折り曲げ線にそって折り曲げ、組み立てる課題です。短い時間制限の中で、最大50個を組み立てる必要があるため、大会前にしっかり練習しておくことが勝敗の鍵を握ります。
競技の前には説明時間と練習時間があり、それぞれの時間配分は下の表のようになっています。
【コーナー組立 競技時間】
競技時間 |
説明5〜10分 + 練習5分
競技時間 10分 |
また、コーナー組立課題の具体的な作業内容と評価基準は、次のとおりです。
【コーナー組立 作業内容と評価基準】
作業内容 |
|
評価基準 |
|
高評価のポイントは、ただコーナー材を折り曲げるだけでなく「正確に、きれいに」折ること、そしてできあがったものも、きれいに並べることです。ここで作成したコーナーは、3つめの課題である「商品の梱包」で使いますので、なくなったり汚したりしないよう気をつけてください。
製品パッキング競技・課題2「化粧箱の組立」
続く2つめの課題は、商品を入れるための「化粧箱の組立」です。箱本体だけでなく、スリーブや仕切りの組立と化粧箱への組み込みも作業に含まれます。
競技時間・作業内容・評価基準は、以下の通りです。
【化粧箱の組立 競技時間】
競技時間 |
説明5〜10分 + 練習5分
競技時間 15分 |
【化粧箱の組立 作業内容と評価基準】
作業内容 |
|
評価基準 |
|
化粧箱の組立や仕切り・スリーブの組み込みは、コーナー以上にお客さまの目につきやすく、汚れや余計な折れ曲がりは許されません。お客さまが嫌な気持ちにならないよう、きれいな状態で仕上げましょう。
製品パッキング競技・課題3「商品の梱包」
そして3つめの課題は、いよいよ「商品の梱包」です。外箱を組み立てたら、課題1で作ったコーナーを入れ、商品を入れた化粧箱を入れて、外箱のフタをガムテープでとめます。
なお、商品の箱入れでは、一度組み込まれた仕切りを取り出して布をかぶせ、また化粧箱の中に戻すという作業があります。商品は、その布の上から仕切りの穴にはめ込むように置き、箱を左右に揺らしても動かないようにしましょう。
競技時間・作業内容・評価基準は、以下の通りです。
【商品の梱包 競技時間】
競技時間 |
説明5〜10分 + 練習5分
競技時間 10分 |
【商品の梱包 作業内容と評価基準】
作業内容 |
|
評価基準 |
|
最後の工程となる外箱のフタをテープでとめる作業については、テープが必要以上に長くなると減点対象になります。箱の側面に貼られているテープの長さは、5cm以内となるよう注意してください。
【参考】
アビリンピック神奈川 公式ページ|JEED 神奈川支部
